(エジプトの砂漠での日の出)
【午前4時 〜 正午】 ①排泄
【正午 ~ 夜8時】 ②消化
【夜8時 ~ 午前4時】 ③吸収
人体の3つのサイクル、最後に③の「吸収」についての現段階での気付きについてシェアします。
単刀直入に言うと、
夜8時から午前4時までにどれだけ良質な睡眠を確保できたかで、食べ物が心身のエネルギーに転化する総量が決まります。
仮に夜8時就寝、朝4時起きの人が享受できるエネルギーを100だとすると、
夜10時就寝だと75
0時就寝だと50
午前2時就寝だと25
といった塩梅です。
就寝する時間が遅ければ遅いほど、食事からのエネルギーを取り込めなくなるため、
体力の回復はあまり見込めず、目覚めがすっきりしないことでしょう。
ちなみに百寿者(センテナリアン)の大半は平均睡眠約8時間で夜8時就寝、朝4時起床というリズムで生きている、という統計の記事を時々見かけます。歳を重ねていくにつれ、その習慣が日の出と日の入りに寄り添っていくことは、人間が自然の一部であり、自然に生かされていることを証明しています。
余談ですが、「吸収」の時間帯のことを考えると、多くの旅館での夜の食事のスタートが夜6時であることや、京都の老舗料亭が夜8時に閉店を迎えることは人体のサイクルの観点からするととても理にかなっていて、人体にとても優しいシステムと言えます。
天寿、天命というのはありますが、排泄・消化・吸収の人体の3つのサイクルを意識して日々を生きることが、晩年になっても丈夫な心身を維持でき、人生を謳歌できる基盤になることでしょう。