運を動かす

前回の代謝と掃除の関係に続き、今回も代謝の決め手となる運動について記します。

運動は「運を動かす」と書きます。

運動の定義としては、「体を動かして身体のエネルギーの流れをよりよくすること」になるでしょう。運動の種類としては、ウォーキング(山歩き含む)、ランニング、バイク、球技、武道、自重やマシンによる筋トレ、ヨガ、ストレッチ等、いろいろあります。試してみてこれなら習慣としていけそうだな、という相性のいいものを選ぶのがいいでしょう。

僕の場合はランニングは体にあまり馴染んでこないので専らウォーキングが中心です。あとは家でもできる自重系のトレーニングとヨガの一部のアーサナ(ポーズ)とストレッチを習慣に組み込んでいます。朝は自宅でヨガと自重系のトレーニング、お昼に時間あれば思考も兼ねてウォーキング、夜にストレッチ、というのが1日の流れです。

少し昔の話をしますが、農耕民族の日本人の大半が足腰をしっかり使う農業から長時間座ることの多いPC中心のデスクワークへとシフトしました。身の回りの生活においてもトイレは足腰に負担のかからない楽な形状に変わり、エレベータやエスカレータが常設となり、都心の交通機関は便利すぎるほど便利になったことで下半身を使う機会が劇的に減ったといえるでしょう。特に人間は歳を重ねてくるのに応じて足・腰・臀部の筋力から弱まり、歩く速度が落ちていき、最後には出歩けなくなっていきます。

したがって、足を使って下半身のエネルギーを循環させることを日々の習慣にしておくことは人生の後半部分で旅を楽しんだり、人生そのものを楽しむためにも大きな意味を持ってくるでしょう。

まず「歩く」、「1日20分以上続けて歩く」ということが体の土台をつくる礎となります。
なぜ20分かというとシャワーを出す時に水からお湯に切り替わるのに少し時間がかかるように、体もエネルギーが流れてくるまでに時間を要するのですが、その時間が20分と言われています。

都会を歩くのもエネルギーが循環する一助になりますが、お休みの日は山や並木道を自然散策がてら歩くことで日々のデスクワークでエネルギーの滞りがちな心身を癒やしてあげましょう。

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