青もみじ

東山からの陽光を浴びる南禅寺本堂への道

三門でのおやすみのひととき

東福寺臥雲橋からのたそがれ時

新しいいのちがたくさん芽生えてくる新緑の時節。
過ごしやすく、花鳥風月を味わうにもこの季節が一番好きという方も多いのではないでしょうか。

この時期はお花はもちろん、いちょうやけやきなどの木々もいつもより輝いているように感じますが、特に青もみじに惹かれます。京都の主要な青もみじスポットには足繁く通っているのですが、気づくと南禅寺と東福寺には前世のお坊さんの時の記憶が今世に出てきているのではないか、と思えるほど毎年この季節に足を運んでいます。笑

さて、健康の根っこのところが日日の食事と心のあり方の2つの要素で成り立っているとすると、「食事3割、心7割」という比率だと感じます。質のいい食事をしても心と体への影響はせいぜい3割程度です。残りの7割はいかに心を軽くしておくか、心のバランスをとっておくか、ということの方が健康状態を決める大きな要因となります。

心と体は完全につながっているので、心が軽いと体も軽くなります。逆に体が重く感じるなら何かしら心に不調の原因があり、まだ起きていない未来への不安や怖れの気持ちがその重みをつくっていることが多いですし、ポジティブやネガティブに寄りすぎてもバランスを崩します。

心身を軽くする選択肢の一つは自然を愛で、自然のエネルギーに触れることです。自然の持つ力は人のエネルギーを頭のてっぺんからつま先までを整えてくれるので、結果として体が軽くなった感じがするはずです。人間も自然の一部であり、自然に触れることで人間のエネルギーが自然のエネルギーに波長が合ってきます。科学的には植物の発するフィトンチッドが癒やしや安らぎをもたらしている、とも言われますね。

健康を増進してくれるには、目に見える食べものの力以上に心のあり方という目に見えないものが大きな役割を果たしている、ということが今回一番お伝えしたかったことです。

新しいいのちが芽生えるこの季節にしっかり気を充電し、生きる活力になるといいですね。

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