エンザイム

米国ナンバーワンの胃腸内視鏡外科医、ドクター新谷の「病気にならない生き方」。2005年初版時に読み、今回再読しましたが、いまでは150万部を突破しているようです。

普段から人間の胃や腸の様子を内視鏡で診ているだけあって書いていることにどれも説得力があるのですが、さらに説得力があるなと思ったのは、本人が医師になってからの45年間、一度も体調を崩して仕事を休んだことがない、という事実とそれを日日紡いできた生活習慣です。

健康はエンザイム(酵素)の量で決まる、ということがもっとも伝えたいことで、胃相・腸相がよい(美しいピンク色をしている)人たちに共通しているのはエンザイムをたくさん含むいのちある新鮮な食べものを摂取している、ということです。

反対に、胃相・腸相が悪い人たちに共通するのは、食品添加物を含んだ食事、大食い・早食い、ストレスの多い生活環境、薬の常用等、体内のエンザイムを消耗する生活習慣をもっている、ということです。

いくつか著者の語録を掲載します。
◯牛乳ほど消化の悪い食べ物はない
◯市販の牛乳は錆びた油
◯日本のヨーグルト神話は結構だが、常食していると腸相が悪くなる
◯日本人の体に油ものは適さない
◯薬の摂取は体内のエンザイムを破壊する

「よい食事」と「よい生活習慣」。それは食事、水の補給、嗜好品の有無、運動、睡眠、仕事、ストレスで構成されますが、新谷式を4ヶ月実践すれば体は劇的に変化する、と断言されています。

個人的に終始共感できたのは、生涯現役で働き、太く長く生き、楽しく天寿をまっとうしよう、というメッセージが行間からも読みとれるところでしょうか。

本日も気が湧き出るほど健康であることに感謝です。

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