死ぬときに後悔すること25
今まで1000人の方の死を目の前で見届けてきた終末期医療の専門家である大津秀一さんが記されたものです。
この本を選んだのは、自身の人生のミッションをあらためて明文化する上で、
この世を去る間際に、
人はどのような感情が湧き出てくるのか、
人はどのような想いを抱くのか、
を知っておいた上で思考したかったからです。
25種類の後悔の内容が
「健康・医療編」「心理編」「社会・生活編」「人間編」「宗教・哲学編」「最終編」と6つに分かれており、
それぞれに患者さんとの心のこもったやりとりが紹介されています。
その中でも以下の3つが頻出しており、特に個人的な共感を誘いました。
- 健康を大切にしなかったこと
- 自分のやりたいことをやらなかったこと
- 会いたい人に会っておかなかったこと
「人の一生は、実にあっという間のものである。」
これは等しく皆が言い残した言葉です。
そして、だれにでも等しくいえることは
その人がこの世に生をうける前に予め決めてきた天寿に対して確実に1日ずつ近づいている、ということです。
「いつか」というものは存在せず、
「いま、この瞬間、思い立ったら即行動する」ということの大切さにあらためて気付かせていただきました。
この世を離れる前日まで圧倒的な健康を維持し、生涯健康で仕事を楽しみ、やりたいことをすべてやりつくし、翌朝目が覚めずに笑顔で永眠する、という今世での終焉をいまのところイメージしています。