神さま

恵方

本日から如月。
二十四節気
のうち、もっとも気温が低くなる1月20日から2月3日までの大寒(だいかん)もあと数日で終わりをつげようとしています。二十四節気は1年を24に区切って季節を分けた考え方のこと。

2月2日もしくは3日には全国のお社で節分祭が行われます。日本の各地が清められることで、二十四節気の中で一番目にあたる2月4日からの立春に備えています。余談ですが、節分で撒く豆は魔(マ)を滅(メ)するから来ているという説があり、もともとは立春、立夏、立秋、立冬の前日を節分としていました。立春の前日のみを節分と言うようになったのは江戸時代からです。

ちなみに節分とセットと思われがちな恵方巻きですが、西暦2000年あたりにセブンイレブンが仕掛けたもので、のり巻きと節分は歴史をたどってみても一切関係ありません。笑

コンビニやスーパーの大量生産で添加物いっぱいの炭水化物をいただくなら、恵方参り(その年の幸福を祈願するために恵方にある社寺に参拝すること)でもして心身を整える方がよほどコンディションや波動はよくなるでしょう。

さて、恵方は陰陽道に基づく思想で、正月に神様がやってくる吉方位のことです。東北東の甲(きのえ)、南南東の丙(ひのえ)、西南西の庚(かのえ)、北北西の壬(みずのえ)の4方位あります。平成30年の恵方は昭和33年以来の戊戌(つちのえいぬ)ですから、写真の図を参照にすると恵方は南南東になります。

こんなことを書きながらも生活の上で恵方はそれほど意識はしていないのですが、あと3日で終わる3年に渡る厄については思うところがありました。端的に言うと人生の流れの中で仕事面と健康面で大きめのチャレンジがやってくる時期なのではないか、ということです。

仕事面でのチャレンジはそれなりに心身に負荷がかかるので、健康面も細心の注意を払う必要がありますが、仕事で結果を出すためにどうしても無理しがちです。僕の場合は半年間自分の部屋で眠れなかったことと足の怪我くらいでしたが(笑)、これから厄に入る5人家族を引っ張る3つ下の弟には特に健康面について留意するよう、伝えました。

厄除けや方位除けに興味がある方は地元の氏神さまに加えて相模國一宮の寒川神社は特におすすめです。こちらのお社は八方除で有名ですが、普段移動の多い生活をしている方は遠方から毎年来られる方も多いですね。境内は掃き清められており、参道を歩くだけでも波動が整ってくるのがわかります。

何はともあれ立春は新しい年の幕開けでもあります。
今年も人生を謳歌してまいりましょう。


お祭り中の寒川さん

夏越の大祓

(渋谷の地を鎮護する金王八幡宮での茅の輪)

今年も夏越の大祓(なごしのおおはらえ)の時節がやってきました。大祓は、神道儀式の祓の1つで毎年6月と12月の晦日に行われるのが恒例です。写真の茅の輪を、正面から最初に左まわり、次に右まわりと 8 の字を描いて3回くぐることで、上半期に溜まった罪・穢れ(気枯れ)を落とし、下半期を無事に過ごせることを願う、というものです。京都では「水無月」という和菓子をいただくことが習慣になっているのは余談です。

本日は気枯れの元になる「邪気」について。

日日生活しているとだれでも何かしらの邪気がついてくるものです。邪気の一種がストレスだと思っていますが、ストレスが溜まってくるとさらに邪気がつきやすい体質となり、その人のエネルギーを下げて病になる、という傾向があるように感じます。ですので、「ストレスを溜めすぎない」ということと「日日の邪気を祓っていく」という2つのことが大切だと感じます。

個人的に邪気がついたな、と感じるのはイライラしたり、発することばがきつくなったりする時です。そういう時は陽光を浴びたり、歩いたり、自然に触れたり、笑顔をつくったり、拭き掃除をしたり、生きたものを食したり、音楽を聞いたり、湯船につかったり、ヨガをしたり、旅をしたり、あらゆる試みで全力で邪気を祓いにいきます。

小さい子どもには邪気がないように感じますが、大人もできるかぎり無邪気に近づく努力をして、正気を得ようとするところに、病気にならないまことの心の健康が存在するのでないでしょうか。

強羅での雨上がりの紫陽花。
心が晴れて、邪気が遠くに離れていく気持ちになります。

出雲大神宮

2017年初の京都でのお社参拝は亀岡の出雲大神宮からはじまりました。

ご祭神
大国主命(オオクニヌシノミコト)
三穂津姫命(ミホツヒメノミコト)

2011年に当時のメンターの方にご紹介いただき、はじめて参拝させていただいた時は人も疎らだったと記憶しています。ここ数年は京都一のパワースポット、「縁結び」「長寿」「金運」の御神徳でメディアでもとりあげられていることもあり、観光バスでツアーが組まれるほど人気になっているようです。

こちらは本殿裏にある磐座。
当時雨が降っていましたが、写真のように光り輝くエネルギーが手や足からビリビリと入り、その場で立ち尽くすほどの忘れがたい経験をさせていただきました。特に午前中にお参りして欲しいおすすめのエネルギースポットです。

社務所で名前を書いて参拝できる別の磐座群がありますので、参拝の際はぜひこちらもあわせてお参りください。「元出雲」という名にふさわしいお社だと思います。

金鑽神社

都心から秩父方面へクルマで2時間ほど、埼玉県児玉郡神川村二の宮にある金鑽(かなさな)神社。
旧官幣中社で、むかしは武蔵国二の宮とも称されていたとのこと。
日本中のお社を25年以上かけて参拝されている阿波在住の女性におすすめいただき、氣になって参拝させていただきました。

ご祭神は天照大神と素盞嗚命。

このお社には本殿をおかず、背後の御嶽山(343m)をご神体としています。
旧官・国幣社の中で本殿がないのは金鑽神社のほかは大和の大神神社と信州の諏訪大社だけのようで、延喜式神名帳にも名を残す古社であることがうかがえます。

師走の朝の冷気と木漏れ日の組み合わせに冬の美しさを感じ、境内の静謐なエネルギーと徒歩15分ほどで登頂できる御嶽山の霊気に心身が軽くなり、自然への感謝の念が湧いてきました。

新緑の時節にまた再訪できたら、と。

明治神宮 月次祭

IMG_9628

毎月1日と15日は午前9時から月次祭。

明治神宮では1年中欠かすことなく、御日供祭(おにっくさい)が午前8時の朝御饌(あさみけ)、午後2時の夕御饌(ゆうみけ) と行われ、皇室の弥栄、国家の安泰、国民の幸福と世界の平和が祈願されています。

午前8時と午後2時には大太鼓の音が鳴り響き、祝詞が奏上されます。

午前8時にあわせて参拝させていただくことが多いのですが、
この時ばかりは心が定まるように感じます。

よき家族、よき友人、よき仕事に恵まれ感謝の日々です。
本日も素敵な1日をお過ごしください。

西臼杵郡高千穂町

IMG_6783

出張先の福岡でクルマを借り、
ここ2年くらいずっと行きたいなと思っていた宮崎県西臼杵郡高千穂町へ向かいました。博多から高千穂町までは高速を使って約3時間の道のりです。

1泊2日の旅で、
弊立神宮、男成神社、高千穂神社、高千穂峡、槵觸神社、荒立神社、天岩戸神社東本宮・西本宮、天安河原、秋元神社、八大龍王水神、国見ヶ丘からのご来光鑑賞等、
限られた時間の中で行きたいと思っているところはほぼ足を運ぶことができました。

次回は新緑の季節や11月最終土曜日の夜神楽の季節にまた足を運びたいと思います。

さて、2つほど発見がありました。
●温泉に入っている70代を超えているであろう紳士のお肌が
30代とか40代くらいにしか見えないくらいツヤツヤだったこと

●ここ高千穂ではほぼ地産地消で近所の農家の方々とお米と野菜の物々交換により、
日常においてほとんどお金のやりとりをしない、という生活をしているとのこと
(宿の女将さんが言われていました)

民宿 暖心にお世話になったのですが、
食事もとても美味しく居心地も最高でした。
いまから日本人の心のふるさと、高千穂を再訪するのがとても楽しみです。

 

戸隠神社 奥社

杉並木(晴れ)

(晴れの日の戸隠神社奥社へ通ずる杉並木)

杉並木(曇り)

(曇りの日の戸隠神社奥社へ通ずる杉並木)

戸隠神社奥社へ通ずるこの杉並木と参道は、熊野古道の大門坂と共に、生涯を通じて何度も足を運びたい、と思うほどお気に入りです。

この並木を通る時は自ずと背筋が伸び、
「いま、この瞬間」に集中できるような気がします。

「木は氣」だな〜、といつも感じますし、人間は自然の一部、自然に生かしていただいていることを再認識させていただいています。