考え方

恵方

本日から如月。
二十四節気
のうち、もっとも気温が低くなる1月20日から2月3日までの大寒(だいかん)もあと数日で終わりをつげようとしています。二十四節気は1年を24に区切って季節を分けた考え方のこと。

2月2日もしくは3日には全国のお社で節分祭が行われます。日本の各地が清められることで、二十四節気の中で一番目にあたる2月4日からの立春に備えています。余談ですが、節分で撒く豆は魔(マ)を滅(メ)するから来ているという説があり、もともとは立春、立夏、立秋、立冬の前日を節分としていました。立春の前日のみを節分と言うようになったのは江戸時代からです。

ちなみに節分とセットと思われがちな恵方巻きですが、西暦2000年あたりにセブンイレブンが仕掛けたもので、のり巻きと節分は歴史をたどってみても一切関係ありません。笑

コンビニやスーパーの大量生産で添加物いっぱいの炭水化物をいただくなら、恵方参り(その年の幸福を祈願するために恵方にある社寺に参拝すること)でもして心身を整える方がよほどコンディションや波動はよくなるでしょう。

さて、恵方は陰陽道に基づく思想で、正月に神様がやってくる吉方位のことです。東北東の甲(きのえ)、南南東の丙(ひのえ)、西南西の庚(かのえ)、北北西の壬(みずのえ)の4方位あります。平成30年の恵方は昭和33年以来の戊戌(つちのえいぬ)ですから、写真の図を参照にすると恵方は南南東になります。

こんなことを書きながらも生活の上で恵方はそれほど意識はしていないのですが、あと3日で終わる3年に渡る厄については思うところがありました。端的に言うと人生の流れの中で仕事面と健康面で大きめのチャレンジがやってくる時期なのではないか、ということです。

仕事面でのチャレンジはそれなりに心身に負荷がかかるので、健康面も細心の注意を払う必要がありますが、仕事で結果を出すためにどうしても無理しがちです。僕の場合は半年間自分の部屋で眠れなかったことと足の怪我くらいでしたが(笑)、これから厄に入る5人家族を引っ張る3つ下の弟には特に健康面について留意するよう、伝えました。

厄除けや方位除けに興味がある方は地元の氏神さまに加えて相模國一宮の寒川神社は特におすすめです。こちらのお社は八方除で有名ですが、普段移動の多い生活をしている方は遠方から毎年来られる方も多いですね。境内は掃き清められており、参道を歩くだけでも波動が整ってくるのがわかります。

何はともあれ立春は新しい年の幕開けでもあります。
今年も人生を謳歌してまいりましょう。


お祭り中の寒川さん

日野原重明さん


(ジュンク堂池袋本店)

先日105歳でこの世を去られた明治生まれの日野原さん。同郷ということもあり、身近に感じて講演会を聞きにいったり、時折著書を拝読していました。特に高齢者の方は彼の生き方に元気をいただいていた方も多いかと思います。

彼の著作は5冊ほどしか読んではいないのですが、「生活習慣病」ということばの生みの親だけあって、心身の健康を維持するための一貫したメッセージとしては

「習慣が人をつくる、心もからだも」
「習慣の第一は食事から」

加えて、

「30
歳の時の体重と腹囲を維持しなさい」
と105歳まで言行一致を貫かれていました。

医師としての貢献や実績はここで述べるまでもないですが、以下は夢をたくさん叶えてこられたご本人、たくさんの方の死を看取ってきたご本人が100歳を過ぎてからのことばとなります。

「人間はみな未完成で死んでいき、完成などありえません。完成できると考えるのは人間の傲慢です。」

姿勢と呼吸のつながり

人はこの世に出てくるときはオギャーと息を吐いて 生まれ、この世を離れるときは息を吸って(息を引き取って)旅立ちます。そしてまた来世に出てくるときに前世の最期で吸った息を吐き出して生まれてくる、というように息がつながっています。これを「息通し」というそうです。

生きていく上で呼吸の深さや浅さ、という質は仕事時や歩く姿勢と密接につながっていると感じます。

正しい姿勢▶︎深い呼吸▶︎血液の流れがいい▶気のめぐりアップ▶ストレス軽減▶心身の調子がいい
という好循環をつくります。呼吸が深いと目の前のことにより集中できますし、思考の質も高まります。

日常でPCに向き合って仕事をしていると、どうしても図の①のように肩が前に出てきて呼吸が浅くなります。PCと肩の距離を一定に保ってくれる見えない糸があればいいな、と思うのは余談ですが、肩が前に出てきたと思ったら、その場で②の位置に肩を引き上げ、肩甲骨と肩甲骨の距離を縮めることを意識して③の位置に下げ、最後に④の位置に脱力して下げます。

①▶②▶③▶④の動きのくりかえしは姿勢を正し、深い呼吸を取り戻すためにおすすめです。

3年前にメンタルフィットネストレーナーという資格を取得した際に、呼吸によってその人のメンタルの状態やストレスの度合いが大きく変わることがよくわかりましたし、いまのヨガの先生にも呼吸とアーサナ(姿勢)のことをいろいろお尋ねして実践しているところです。

歩く時は、頭のてっぺん(百会)が天からの見えない糸で引っ張られていることを意識するようにしています。心身の調子があまりよくないな、という時はいまの姿勢を見直すことは比較的簡単にできる選択肢の一つだと思います。

ことばから生きる力をいただく

毎月東京都神社庁から発表されている「いのちの言葉
今月は4年前に他界されたアンパンマンの生みの親、やなせたかしさんからのおことばです。

都内の神社には七夕の短冊のサイズで置いてあるということもあり、特に気に入ったものはカバンの中にひそませて時々読み直すことを習慣にしています。

あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の
は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ を ん

という日本語のひとつひとつに言霊がのっていますが、正しく使うとプラスの言霊がやどり、自他のエネルギーを上げていきますし、間違って使うとマイナスの言霊がのって自他のエネルギーを下げたり、凶器となって心を傷つけたりすることにもつながります。

個人的にですが、
「言霊の力をもっとも引き出す」という視点でできるかぎり3つ意識していることは
◯音読みより訓読みのことばを選ぶ
◯無理に漢字を使わずひらがなを選ぶ
◯横書きより縦書きを選ぶ
ということです。

心の健康は日日の生活でつかっている言霊によっても大きく影響を受ける、と感じています。発することばは自分の耳が一番近くにあり、音の伝わるスピードを考えても一番先に聞いています。

人生は言霊によってつくられる。
目に見えないものも目に見えるものと同じように大切にしていきたい、とあらためて思った朝でした。

夏越の大祓

(渋谷の地を鎮護する金王八幡宮での茅の輪)

今年も夏越の大祓(なごしのおおはらえ)の時節がやってきました。大祓は、神道儀式の祓の1つで毎年6月と12月の晦日に行われるのが恒例です。写真の茅の輪を、正面から最初に左まわり、次に右まわりと 8 の字を描いて3回くぐることで、上半期に溜まった罪・穢れ(気枯れ)を落とし、下半期を無事に過ごせることを願う、というものです。京都では「水無月」という和菓子をいただくことが習慣になっているのは余談です。

本日は気枯れの元になる「邪気」について。

日日生活しているとだれでも何かしらの邪気がついてくるものです。邪気の一種がストレスだと思っていますが、ストレスが溜まってくるとさらに邪気がつきやすい体質となり、その人のエネルギーを下げて病になる、という傾向があるように感じます。ですので、「ストレスを溜めすぎない」ということと「日日の邪気を祓っていく」という2つのことが大切だと感じます。

個人的に邪気がついたな、と感じるのはイライラしたり、発することばがきつくなったりする時です。そういう時は陽光を浴びたり、歩いたり、自然に触れたり、笑顔をつくったり、拭き掃除をしたり、生きたものを食したり、音楽を聞いたり、湯船につかったり、ヨガをしたり、旅をしたり、あらゆる試みで全力で邪気を祓いにいきます。

小さい子どもには邪気がないように感じますが、大人もできるかぎり無邪気に近づく努力をして、正気を得ようとするところに、病気にならないまことの心の健康が存在するのでないでしょうか。

強羅での雨上がりの紫陽花。
心が晴れて、邪気が遠くに離れていく気持ちになります。

正午までのフルーツ

ここ12年ほどの習慣で、朝一番にいただくものをフルーツにしてから体の調子がすこぶるいいです。「50年やっています」ということであればより説得力がありそうですが、おかげさまで21世紀に入ってから風邪とはまったくの無縁です。

An apple a day keeps the doctor away.(1日1個のりんごで医者いらず)

という西洋の格言があるようで、個人的に年間250〜300個のりんごをいただいての実感ですが、りんごの体内をデトックスする力は他のフルーツと比較しても高いと体が感じています。1年半ほど前に冷蔵庫を手放してから手元にあるフルーツは写真のようにキッチンのスペースに見える化されるようになり、在庫管理がより効率的になっています。笑

日の出から正午までの時間は、人間の臓器の機能として体にエネルギーを取り込むより、体にとって不要なものを出す方にエネルギーが使われているため、消化時間がせいぜい1時間くらいと速い果物を中心にいただくのが胃や腸への負担がやさしいでしょう。

「朝一のフルーツは金、昼は銀、夜は銅」ということばもあるようですが、朝フルーツをいただけば昼と夜は不要だと思います。というのも食べ物の陰陽でいうとフルーツは陰性で体を冷やすこともあるので、お肉やお魚など陽性のものもしっかり摂取して体を中庸にしておくことも大切だからです。

「朝は毎日カレーを食べます」とか「ラーメン食べます」という習慣の人がいてそれで健体康心が維持できている人も世の中にはいるかもしれませんが、100年単位での健康を考えるといまのところはフルーツがベストのように感じます。

モノの向き

(蔵書の一部 おそろしく思想に偏りが)

整理と整頓を日日の習慣とし、気持ちのよい空間をつくることで、心が軽くなり、人やその場の波動があがり、ひいては、運が上昇していくために、考えていることをつぶやいてみます。

整理・整頓のための3つの意識。
① モノ本来の向きに正す
② モノを重ねない(モノの上にモノを置かない)
③ 床のスペースを確保する(床に直接置くモノを減らす)

整理・整頓の着手は何はさておき①から。例えば本。横になって寝ていたり、タイトルが逆さまで立っていると、万物にいのちが宿るという神さまの教えをお借りすると、モノ本来のいのちが削られているように感じます。いのちが削られ軽くなることで、その場に気枯れ(穢れ)が生じてきます。気枯れが進むと人の心の闇の部分とつながり、さらにそこにモノが溜まっていくという摂理です。

人の心には光と闇の部分があります。家や職場の気枯れは心の闇の部分を増幅させ、簡単に体調を崩してしまうきっかけになるので特に注意が必要です。

②の身近な例は洋服とかお皿とかでしょうか。これは単純に重ねられた下の方のモノが呼吸ができなくて苦しいだろうな、という理由です。一流と評価されている料理屋や長期的に繁盛しているお店で余計な重なりを見ることは滅多にありません。

③は風水の世界では基本とされていることですが、目指すは美術館やお寺の本堂のような空間ということだと思っています。

お知り合いの宮司の方々は「一番の神ごとは掃除や片付けです」と口を揃えておっしゃいます。21世紀は心や魂の在り方がいままで以上に大切になってくる、と記されている精神世界の著作は多いですが、身の回りのモノの心や魂も同じように大切にすることもあわせて大切だと感じます。

整理・整頓は心の光の部分を維持することに寄与してくれるので、その人そのものを救うことにつながっています。J.S.BachのAir on G stringを聴きながら、自身の心の闇の部分を再確認できた朝でした。笑

水とのおつきあい

(水神宗社の丹生川上神社

吉野郡東吉野村に鎮座する丹生川上神社(中社)のご祭神は「罔象女神(みづはのめのかみ)」、水一切を司る水利の神さまです。先月お参りしたお社の話からスタートしましたが、お米、お塩に続き、今回は人が生きる上で切り離せないお水のことについて。

万物を目に見える部分と目に見えない部分に分けて考えると、水というものの目に見えないエネルギーの性質については、2014年に他界された江本勝さんの世界的ベストセラーになっている「水は答えを知っている」がさまざまな結晶の形を写真付で表現されていてとてもおすすめです。水にかけることばや音によって姿を変える結晶の姿は大自然のエネルギーの法則が凝縮されているようで畏怖の気持ち、そのあとに感謝の気持ちが湧いてきます。

「水が合う」ということばはその土地の住みやすさをあらわすものですが、過去に旅したインド、エジプト、モンゴルのそれは日本の質の高い軟水と比較して口にするのもお風呂につかるのも正直厳しいものがありました(笑)。国内だと京都と高千穂のお風呂の水質のよさがいまのところ印象に残っていますが、お風呂に毎日浸れる、ということがそもそも幸せなことだと思います。

お山を中心とする生態系が歳月をかけ少しずつ崩れ、原発のこともあり、いつまでこの国の水質を維持できるかわからないところですが、お水と日日向き合っておつきあいすることに変わりはありません。職場と自宅の神棚のお水を取り替えることは毎日の大切な習慣の一つですが、最近はお水を新しく取り替えることを忘れていると心が少しだけ重くなるような感じがしています。

いただくお水とつかわせていただくお水にありがたい、という気持ちを忘れないような習慣を醸成させていければと思います。

(旅の余談)
「いままでで一番美味しかったお水は」と尋ねられると青森十二湖の湧壺池からの清水でしょうか。ブナの原生林でも有名な世界遺産の白神山地からのお水です。歩きまわって体がからからだったので美味しく感じただけだと思いますが。笑

ストレスのサイン

(洛中で出逢ったことば)

生きていると、自分でも気づかないうちに身近な人間関係や仕事のことで感情をためこんだり、まだ起きていない未来に不安を抱えたりし、ストレスというものが日々随時発生していると思われます。ストレスは体のエネルギーの流れを滞らせるため、心のみならず体も重く感じるようになります。

そもそも心というのはころころ変わりやすい性質を持っています。今日は幸福感に満ち溢れているけど翌日になるとなんか気持ちがあがってこないな、やる気がおきないな、ということも多々あるかと思います。

「人間は幸せになるために生まれてきた」とするならば、ストレスはデフォルトで発生する長くおつきあいする相手だと思い、それでも「心を軽くし、幸せを感じる」という日々のゲームとして捉えることができると考えます。

ストレスがたまってくるとわかりやすく体にサインを出してくれます。
◯髪・顔・爪のツヤ
◯顔色(臓器の不調による)
◯体重の増減(2キロ以上)

さらに負荷がかかると、腰・頭・歯の痛み、顔の腫れ、微熱が続いたりして「それ以上ストレスを進ませては心身によくないですよ、もっと自分を大切にしてくださいよ」という神さまからのお知らせがやってきます。

ちなみに自分の場合はストレスにより
◯朝全然起きれなくなる(三度寝くらいする感じ)
◯円形脱毛になる(小学4年生くらいから)
というのが振り返ってみるとストレスが表に出てきた歴史になります。笑

心がいつも軽い状態であることは理想ですが、体の筋肉をつけるにはある程度の負荷が必要なように、それなりの負荷のかかる経験や出来事が心の筋力アップにも必要なのでしょう。思い起こすと無職で、借金を背負い、家もなく、家電もない時期もありましたので、こういう経験をさせてもらったことが心の筋力と幸せを感じる力をあげてくれているだろうな、と感謝する日日です。

いまのところストレスを劇的に緩和してくれるナンバーワンと思っているのは、山登り(森林セラピーともいう)でしょうか。心と体によく効きます。もっと身近にできることだと正しい呼吸と正しい姿勢からアプローチしてくれるヨガとか。あとは弱っているときにお肉を食べる、とか、大きな声で歌ったり、踊ったり、エネルギーの高い神社にお参りしエネルギーをいただく、とかですかね。

自分なりに心を軽くする習慣を身につけているとこの世は生きやすくなると思います。

大切にしたものがかえってくる


(清水五条の大谷本廟にて)

「命」という文字は「人は一度は叩かれる」と分解できます。

人間関係で叩かれ、仕事で叩かれ、お金のことで叩かれ、健康を崩して心身が叩かれる。ここまでの道のりを振り返ってもいろいろなことで叩いていただいた感じがしますが、その経験から学んだことを現実に活かしながら、いまは生きて、生かされているだけでもありがたいな、とほんの少し思えるようになってきました。笑

そして、「叩かれた」というのは何かしら真理から外れて、ずれていることをしていたと省みます。

宇宙の法則的なことばを借りると「いまの状況はあなたがすべて創り出している」というのがありますが、そうであれば起きていることは誰のせいにもできませんし、「いまの状況はあなたが大切にしたものでできている」ともいえると思います。

人を大切にすれば人に助けられますし、
仕事を大切にすれば仕事という報酬で戻ってきますし、
お金を大切にすれば蓄財できますし、
健康を大切にすれば日々心身が空気のように軽い状態となります。

「命」は「いのち」とも「みこと」とも読めます。「自己管理」「コンディションづくり」というのは、結局どれだけ自らのいのちやみことを大切にできているか、日々いただくものや接する人やもののいのちやみことを大切にできているかの積み重ねの上に成り立っていると思われます。

と、偉そうなことを述べていますが、「叩かれる▶気づく▶改善する」というサイクルそのものが一つの人生や魂のテーマだったりするので、叩かれることも必要不可欠なことかもしれませんね。笑

塩の選択

日本人が生きていく上での三種の神器ともいえる、お水、お米、お塩。前回はお米でしたので、本日はお塩について書いてみます。

よく目や耳にする「塩分はひかえめに」のフレーズ。国の命を受け、保健・医療の現場でも「減塩」の大合唱。高血圧を回避することを意図していましたが、ここ数年くらいで「日本人には塩が足りない」ということを指摘する人が増えてきた印象を受けます。

そもそも血液の成分の85%は水で、その水が血管内に残るためには必ず塩が必要といわれています。余談ですが、点滴の目的は水と塩を補うことですし、トライアスロンの給水所にはちゃんと塩が置いてあります。100kmマラソンやアイアンマン等の過酷なレースでは体内の水が切れてしまうことよりも体内の塩が切れることで、足を一歩も踏み出せなくなるほどドラスティックに体がとまってしまう、と競技によく出場する友人のパーソナルトレーナーが言っていました。

さて、普段の生活での塩の不足は低体温をまねくことで、代謝が悪くなり、免疫力が落ちることで、風邪を引きやすくなります。水を必要以上に飲むと体内の塩分濃度が薄まり、お酒は飲めば飲むほど塩分を消費し、フルーツや甘いものも体の塩分との相殺が体内で起こります。警鐘をならしたいわけではなく、必要な塩は日々しっかり摂ることが体の健康と心の健康のためにも大切だということです。

塩なら何でもいいか、というと日本のものも海外のものも製法が異なるものも色々と試してきて、そうではないと体が感じています。海水から直接に生産する本物の自然塩、自然海塩とも日本の伝統海塩とも言えるものが心身に効くと思います。

メンターから紹介していただいた写真の「南大東島」のものもおすすめですし、京の老舗料亭の瓢亭や菊乃井さんも使っている伊豆大島の海水でつくられた「海の精」もおすすめです。

非常時には水とこの塩だけ持ち出せば3週間くらいはなんとか凌げそうですし、塩の有する殺菌作用・洗浄作用で体も顔も頭も洗えるし、歯も磨けるなということをしばしば考えて一部実践しています。笑

霊的見地からの健康


(日光二荒山神社 神苑でのことば)

今回はだれにでもついている守護霊や指導霊の立場からの健康について書いてみます。ちなみに守護霊はご先祖さまのどなたか、指導霊は共に志を遂げたり道を拓いてくれる存在です。

20代後半から人生の相談ができるメンターの方(有料です 笑)との出会いがはじまり、いまは福岡在住の50代女性のSさんと横浜在住の60代男性のKさんに何か思うところがあれば相談しています。志のこと、仕事のこと、女性のこと、心・体・魂のこと、神さまのこと等です。

さて、今まで出会った7名のメンターの方(カウンセラー、ヒーラーともいう)にほぼ共通して言えることですが、「目に見えないものが見える霊媒体質である」ということと「うしろの守護霊や指導霊が伝えたがっていることをメッセージとしておろせる」ということです。俗にいうサイキックや霊能力というものですね。僕はまったく見えるタイプではないのではじめは半信半疑でしたが、毎回心に刺さる言霊に何か違う世界が見えているな、と思い、霊についての著作もいろいろと読み漁り、10年くらいかかってようやく少しわかりかけたきた感じがしています。笑

この世界は偽物も多いので十分に注意する必要がありますが、本物かどうかを見極める大きく2点のポイントは「人を不安にさせるような言霊を絶対に使わない」「顔・髪・靴にツヤがあり福相」ということです。

この本物の方々が口を揃えて言われるには「守護霊や指導霊がもっとも伝えたいことは、お願いだから今よりもっと健康に気遣って自分を大切にしてください」というメッセージだそうです。なぜなら、人はそれぞれこの世に生を受ける前にやるべきことをある程度決めてきており、ほとんどの人は紆余曲折しながらもそのとおりの道を歩んでいるそうですが、健康を損なってしまうと今世でやるべきことが道半ばで終わり、来世に持ち越してしまうから、とのこと。

人生は時間でできているので、健康を損なうことで本来できたであろうことができなくなるのはあまりにももったいないですね。健康の求道には終わりがないので、日々心身と向き合い、その気づきを行動や習慣に落とし込んでいきたいと思っています。

健体康心のための習慣リスト

(都内のお寺の境内にあったことば)

個人的には天命というのはあると思っていますが、150歳(西暦2225年、あと109年)まで毎日元気で現役で働けるであろうことを意識した現時点での日々の習慣をその目的とともにリストアップしてみます。端的に言うとコンディションをぶらさずに長期に渡り日々ベストなパフォーマンスを維持できるか、ということに焦点をあてています。

【行動】                  【目的】
起床(06:30-07:00)            太陽のリズムに沿う
窓を開ける               気を入れ替える
クラシックを流す(ヴァイオリン系)   脳の活性化・部屋の波動をあげる
拭き掃除                心を軽くする・部屋の波動をあげる
水シャワー(お湯から水へ)       気を締める
ダウンドッグ(ヨガのポーズ)      全身のエネルギーの循環をよくする
腕立て伏せ               筋力維持
神棚にお祈り                 守護霊・ご先祖さまに感謝
神社で一礼               氏神さまに感謝
フルーツを食す(主にりんご)         体内・腸の浄化
ランチ(できるだけ和食)           日本人として生きたエネルギーを補う
散歩                  エネルギーを流す
昼寝                     脳の活性化・午後の活力を得る
食材を買う・自炊               生きたエネルギーを補う
クラシックを流す(ピアノ系)         気を休める
入浴(30〜60分)                 副交感神経を優位にする・冷えの解消・電磁波を流す
読書                     心のエネルギーを補う
ストレッチ&瞑想            熟睡へのコンディションを整える
就寝(23:00前後)               睡眠の質を享受する

(補足)
週一度の落合トレーナーとのトレーニングにより週に半分くらいの時間は筋肉痛の状態です。「仕事」「うがい・手洗い」「水を飲む」は頻度が高いため、ここでは割愛。

寝坊もしますし、フルーツ食べずに午前中からカレーをいただく時もありますし、外食もありますし、お酒も飲みますし、お風呂で気付いたら寝ている時もありますし、夜更かしする時もありますが、原則この習慣に戻るように体内に時計がセットされている感じです。笑

何事もやりすぎたり、自然の摂理に反するとその反動が必ず心身に出てきますので、しっかりバランスをとって心身を大切に守っていきたいものです。

いい習慣は才能を超える

心臓外科医からみた健康

直近2回のブログで代謝について書きましたが、代謝がいいというのは血液のめぐりがいいということとほぼイコールです。普段なかなかみる機会がない血液と血管の観点からの健康を心臓外科医という視野から学ばせていただきました。

「身体の中も外も、老化を左右するのは年齢ではなく循環器系」という著者のメッセージが根幹にあります。年齢は30代でも普段の食事や生活習慣により血管年齢は60代といえる人が手術を担当していて着実に増えている、という事実に危機感を持ち、生業からの使命感で日本人に警鐘を鳴らしています。

自分の血液データを把握しているという前提で、
◯血管の破れや詰まりを解消して若く強くするには
◯高血圧の方の運動法
◯LDLコレステロールを減らし、HDLコレステロールを増やす食事
◯中性脂肪を減らすには
等々、今日からでも実践できる内容がてんこ盛りです。

そもそも血中の85%は水でできており、命(みこと)のない食事は血中の水に泥を突っ込むようなものです。その日々の蓄積が血液の流れを阻害し、血管のつまりの原因となり、臓器の病を誘発します。血液は21日、皮膚は30〜50日、筋肉は200日、もっとも時間のかかる骨でも2年〜3年で生まれ変わるので、食事を変えることでちゃんと体も生まれ変わるということですね。

この本を通して繰り返し出てくるのは
「健康になるとは生活習慣を変えること。生活習慣とは嗜好であり、嗜好を変えるには思考を変える必要があり、思考を変えるには普段の食べものを変えることだ。」ということばです。

まずは自分を知る、血液のデータを知る、ところからでしょうか。
自身の健康は自ら管理し、いただいたいのちを大切に守っていきましょう。

運を動かす

前回の代謝と掃除の関係に続き、今回も代謝の決め手となる運動について記します。

運動は「運を動かす」と書きます。

運動の定義としては、「体を動かして身体のエネルギーの流れをよりよくすること」になるでしょう。運動の種類としては、ウォーキング(山歩き含む)、ランニング、バイク、球技、武道、自重やマシンによる筋トレ、ヨガ、ストレッチ等、いろいろあります。試してみてこれなら習慣としていけそうだな、という相性のいいものを選ぶのがいいでしょう。

僕の場合はランニングは体にあまり馴染んでこないので専らウォーキングが中心です。あとは家でもできる自重系のトレーニングとヨガの一部のアーサナ(ポーズ)とストレッチを習慣に組み込んでいます。朝は自宅でヨガと自重系のトレーニング、お昼に時間あれば思考も兼ねてウォーキング、夜にストレッチ、というのが1日の流れです。

少し昔の話をしますが、農耕民族の日本人の大半が足腰をしっかり使う農業から長時間座ることの多いPC中心のデスクワークへとシフトしました。身の回りの生活においてもトイレは足腰に負担のかからない楽な形状に変わり、エレベータやエスカレータが常設となり、都心の交通機関は便利すぎるほど便利になったことで下半身を使う機会が劇的に減ったといえるでしょう。特に人間は歳を重ねてくるのに応じて足・腰・臀部の筋力から弱まり、歩く速度が落ちていき、最後には出歩けなくなっていきます。

したがって、足を使って下半身のエネルギーを循環させることを日々の習慣にしておくことは人生の後半部分で旅を楽しんだり、人生そのものを楽しむためにも大きな意味を持ってくるでしょう。

まず「歩く」、「1日20分以上続けて歩く」ということが体の土台をつくる礎となります。
なぜ20分かというとシャワーを出す時に水からお湯に切り替わるのに少し時間がかかるように、体もエネルギーが流れてくるまでに時間を要するのですが、その時間が20分と言われています。

都会を歩くのもエネルギーが循環する一助になりますが、お休みの日は山や並木道を自然散策がてら歩くことで日々のデスクワークでエネルギーの滞りがちな心身を癒やしてあげましょう。