水とのおつきあい

(水神宗社の丹生川上神社

吉野郡東吉野村に鎮座する丹生川上神社(中社)のご祭神は「罔象女神(みづはのめのかみ)」、水一切を司る水利の神さまです。先月お参りしたお社の話からスタートしましたが、お米、お塩に続き、今回は人が生きる上で切り離せないお水のことについて。

万物を目に見える部分と目に見えない部分に分けて考えると、水というものの目に見えないエネルギーの性質については、2014年に他界された江本勝さんの世界的ベストセラーになっている「水は答えを知っている」がさまざまな結晶の形を写真付で表現されていてとてもおすすめです。水にかけることばや音によって姿を変える結晶の姿は大自然のエネルギーの法則が凝縮されているようで畏怖の気持ち、そのあとに感謝の気持ちが湧いてきます。

「水が合う」ということばはその土地の住みやすさをあらわすものですが、過去に旅したインド、エジプト、モンゴルのそれは日本の質の高い軟水と比較して口にするのもお風呂につかるのも正直厳しいものがありました(笑)。国内だと京都と高千穂のお風呂の水質のよさがいまのところ印象に残っていますが、お風呂に毎日浸れる、ということがそもそも幸せなことだと思います。

お山を中心とする生態系が歳月をかけ少しずつ崩れ、原発のこともあり、いつまでこの国の水質を維持できるかわからないところですが、お水と日日向き合っておつきあいすることに変わりはありません。職場と自宅の神棚のお水を取り替えることは毎日の大切な習慣の一つですが、最近はお水を新しく取り替えることを忘れていると心が少しだけ重くなるような感じがしています。

いただくお水とつかわせていただくお水にありがたい、という気持ちを忘れないような習慣を醸成させていければと思います。

(旅の余談)
「いままでで一番美味しかったお水は」と尋ねられると青森十二湖の湧壺池からの清水でしょうか。ブナの原生林でも有名な世界遺産の白神山地からのお水です。歩きまわって体がからからだったので美味しく感じただけだと思いますが。笑

ストレスのサイン

(洛中で出逢ったことば)

生きていると、自分でも気づかないうちに身近な人間関係や仕事のことで感情をためこんだり、まだ起きていない未来に不安を抱えたりし、ストレスというものが日々随時発生していると思われます。ストレスは体のエネルギーの流れを滞らせるため、心のみならず体も重く感じるようになります。

そもそも心というのはころころ変わりやすい性質を持っています。今日は幸福感に満ち溢れているけど翌日になるとなんか気持ちがあがってこないな、やる気がおきないな、ということも多々あるかと思います。

「人間は幸せになるために生まれてきた」とするならば、ストレスはデフォルトで発生する長くおつきあいする相手だと思い、それでも「心を軽くし、幸せを感じる」という日々のゲームとして捉えることができると考えます。

ストレスがたまってくるとわかりやすく体にサインを出してくれます。
◯髪・顔・爪のツヤ
◯顔色(臓器の不調による)
◯体重の増減(2キロ以上)

さらに負荷がかかると、腰・頭・歯の痛み、顔の腫れ、微熱が続いたりして「それ以上ストレスを進ませては心身によくないですよ、もっと自分を大切にしてくださいよ」という神さまからのお知らせがやってきます。

ちなみに自分の場合はストレスにより
◯朝全然起きれなくなる(三度寝くらいする感じ)
◯円形脱毛になる(小学4年生くらいから)
というのが振り返ってみるとストレスが表に出てきた歴史になります。笑

心がいつも軽い状態であることは理想ですが、体の筋肉をつけるにはある程度の負荷が必要なように、それなりの負荷のかかる経験や出来事が心の筋力アップにも必要なのでしょう。思い起こすと無職で、借金を背負い、家もなく、家電もない時期もありましたので、こういう経験をさせてもらったことが心の筋力と幸せを感じる力をあげてくれているだろうな、と感謝する日日です。

いまのところストレスを劇的に緩和してくれるナンバーワンと思っているのは、山登り(森林セラピーともいう)でしょうか。心と体によく効きます。もっと身近にできることだと正しい呼吸と正しい姿勢からアプローチしてくれるヨガとか。あとは弱っているときにお肉を食べる、とか、大きな声で歌ったり、踊ったり、エネルギーの高い神社にお参りしエネルギーをいただく、とかですかね。

自分なりに心を軽くする習慣を身につけているとこの世は生きやすくなると思います。

大切にしたものがかえってくる


(清水五条の大谷本廟にて)

「命」という文字は「人は一度は叩かれる」と分解できます。

人間関係で叩かれ、仕事で叩かれ、お金のことで叩かれ、健康を崩して心身が叩かれる。ここまでの道のりを振り返ってもいろいろなことで叩いていただいた感じがしますが、その経験から学んだことを現実に活かしながら、いまは生きて、生かされているだけでもありがたいな、とほんの少し思えるようになってきました。笑

そして、「叩かれた」というのは何かしら真理から外れて、ずれていることをしていたと省みます。

宇宙の法則的なことばを借りると「いまの状況はあなたがすべて創り出している」というのがありますが、そうであれば起きていることは誰のせいにもできませんし、「いまの状況はあなたが大切にしたものでできている」ともいえると思います。

人を大切にすれば人に助けられますし、
仕事を大切にすれば仕事という報酬で戻ってきますし、
お金を大切にすれば蓄財できますし、
健康を大切にすれば日々心身が空気のように軽い状態となります。

「命」は「いのち」とも「みこと」とも読めます。「自己管理」「コンディションづくり」というのは、結局どれだけ自らのいのちやみことを大切にできているか、日々いただくものや接する人やもののいのちやみことを大切にできているかの積み重ねの上に成り立っていると思われます。

と、偉そうなことを述べていますが、「叩かれる▶気づく▶改善する」というサイクルそのものが一つの人生や魂のテーマだったりするので、叩かれることも必要不可欠なことかもしれませんね。笑

塩の選択

日本人が生きていく上での三種の神器ともいえる、お水、お米、お塩。前回はお米でしたので、本日はお塩について書いてみます。

よく目や耳にする「塩分はひかえめに」のフレーズ。国の命を受け、保健・医療の現場でも「減塩」の大合唱。高血圧を回避することを意図していましたが、ここ数年くらいで「日本人には塩が足りない」ということを指摘する人が増えてきた印象を受けます。

そもそも血液の成分の85%は水で、その水が血管内に残るためには必ず塩が必要といわれています。余談ですが、点滴の目的は水と塩を補うことですし、トライアスロンの給水所にはちゃんと塩が置いてあります。100kmマラソンやアイアンマン等の過酷なレースでは体内の水が切れてしまうことよりも体内の塩が切れることで、足を一歩も踏み出せなくなるほどドラスティックに体がとまってしまう、と競技によく出場する友人のパーソナルトレーナーが言っていました。

さて、普段の生活での塩の不足は低体温をまねくことで、代謝が悪くなり、免疫力が落ちることで、風邪を引きやすくなります。水を必要以上に飲むと体内の塩分濃度が薄まり、お酒は飲めば飲むほど塩分を消費し、フルーツや甘いものも体の塩分との相殺が体内で起こります。警鐘をならしたいわけではなく、必要な塩は日々しっかり摂ることが体の健康と心の健康のためにも大切だということです。

塩なら何でもいいか、というと日本のものも海外のものも製法が異なるものも色々と試してきて、そうではないと体が感じています。海水から直接に生産する本物の自然塩、自然海塩とも日本の伝統海塩とも言えるものが心身に効くと思います。

メンターから紹介していただいた写真の「南大東島」のものもおすすめですし、京の老舗料亭の瓢亭や菊乃井さんも使っている伊豆大島の海水でつくられた「海の精」もおすすめです。

非常時には水とこの塩だけ持ち出せば3週間くらいはなんとか凌げそうですし、塩の有する殺菌作用・洗浄作用で体も顔も頭も洗えるし、歯も磨けるなということをしばしば考えて一部実践しています。笑

佳の舞

昨秋から会社の給食として導入された無添加玄米保存食「佳の舞」についての感想を述べる前に神棚について説明です。

向かって左は会社の崇敬神社の明治神宮、向かって右は本社所在地の渋谷の氏神様である金王八幡宮、中央に鎮座されるのは皇大神宮の剣祓(依り代の木は内宮境内からのもの)。お供えするものとして左からお水、お米、お塩の順。

淡路島の洲本市由良にある株式会社味きっこう開発の「佳の舞」。昨年11月に社長の魚谷佳代さんに徳島への旅の途中にお会いし、直接話を伺ってきました。佳代の名前からの「佳の舞」。この玄米保存食が幕末からの約150年、魚谷家8代で紡いできた誕生するまでのストーリー「味きっこう物語」がこちら。使用している玄米は地元淡路島産と瀬戸内海の穏やかな気候に恵まれた岡山県産のブレンドです。

さて、昨年からの約4ヶ月で70食ほどそのまま、もしくは、湯煎していただいた率直な感想としては、腸を洗浄する力がすこぶる高いという印象です。朝のフルーツと1日1食この佳の舞があれば、腸内健康のコンディションづくりのために他には何もしなくていいよね、という感じですかね。加えて、食べてから30分〜60分くらいで自分のエネルギーが少しあがってくるのがわかります。まぁこれは気のせいかもしれませんが。笑

人の顔色は臓器の状態とほぼイコールですので、佳の舞をいただくことが習慣になれば顔色は体の内側からさらによくなりますし、腸内が綺麗になることで体内のエネルギーの循環もますますよくなることでしょう。

母親や普段お世話になっている方々に今年に入って紹介したところ、すっかり気に入り味きっこうさんから直接取り寄せて日々の食卓に並んでいるようです。笑 ただ紹介しただけなのに喜ばれ、感謝されるという佳の舞の商品力が素晴らしいですね。無添加で1年保存というのは驚異的です。

こちらは本社の工場前に並んでいた佳の舞以外のラインナップ。すべての種類を美味しくいただきましたが、佳の舞が一番かな。笑

おかげさまで佳の舞に出会う前よりさらにコンディションがあがっている今日このごろです。

霊的見地からの健康


(日光二荒山神社 神苑でのことば)

今回はだれにでもついている守護霊や指導霊の立場からの健康について書いてみます。ちなみに守護霊はご先祖さまのどなたか、指導霊は共に志を遂げたり道を拓いてくれる存在です。

20代後半から人生の相談ができるメンターの方(有料です 笑)との出会いがはじまり、いまは福岡在住の50代女性のSさんと横浜在住の60代男性のKさんに何か思うところがあれば相談しています。志のこと、仕事のこと、女性のこと、心・体・魂のこと、神さまのこと等です。

さて、今まで出会った7名のメンターの方(カウンセラー、ヒーラーともいう)にほぼ共通して言えることですが、「目に見えないものが見える霊媒体質である」ということと「うしろの守護霊や指導霊が伝えたがっていることをメッセージとしておろせる」ということです。俗にいうサイキックや霊能力というものですね。僕はまったく見えるタイプではないのではじめは半信半疑でしたが、毎回心に刺さる言霊に何か違う世界が見えているな、と思い、霊についての著作もいろいろと読み漁り、10年くらいかかってようやく少しわかりかけたきた感じがしています。笑

この世界は偽物も多いので十分に注意する必要がありますが、本物かどうかを見極める大きく2点のポイントは「人を不安にさせるような言霊を絶対に使わない」「顔・髪・靴にツヤがあり福相」ということです。

この本物の方々が口を揃えて言われるには「守護霊や指導霊がもっとも伝えたいことは、お願いだから今よりもっと健康に気遣って自分を大切にしてください」というメッセージだそうです。なぜなら、人はそれぞれこの世に生を受ける前にやるべきことをある程度決めてきており、ほとんどの人は紆余曲折しながらもそのとおりの道を歩んでいるそうですが、健康を損なってしまうと今世でやるべきことが道半ばで終わり、来世に持ち越してしまうから、とのこと。

人生は時間でできているので、健康を損なうことで本来できたであろうことができなくなるのはあまりにももったいないですね。健康の求道には終わりがないので、日々心身と向き合い、その気づきを行動や習慣に落とし込んでいきたいと思っています。

健体康心のための習慣リスト

(都内のお寺の境内にあったことば)

個人的には天命というのはあると思っていますが、150歳(西暦2225年、あと109年)まで毎日元気で現役で働けるであろうことを意識した現時点での日々の習慣をその目的とともにリストアップしてみます。端的に言うとコンディションをぶらさずに長期に渡り日々ベストなパフォーマンスを維持できるか、ということに焦点をあてています。

【行動】                  【目的】
起床(06:30-07:00)            太陽のリズムに沿う
窓を開ける               気を入れ替える
クラシックを流す(ヴァイオリン系)   脳の活性化・部屋の波動をあげる
拭き掃除                心を軽くする・部屋の波動をあげる
水シャワー(お湯から水へ)       気を締める
ダウンドッグ(ヨガのポーズ)      全身のエネルギーの循環をよくする
腕立て伏せ               筋力維持
神棚にお祈り                 守護霊・ご先祖さまに感謝
神社で一礼               氏神さまに感謝
フルーツを食す(主にりんご)         体内・腸の浄化
ランチ(できるだけ和食)           日本人として生きたエネルギーを補う
散歩                  エネルギーを流す
昼寝                     脳の活性化・午後の活力を得る
食材を買う・自炊               生きたエネルギーを補う
クラシックを流す(ピアノ系)         気を休める
入浴(30〜60分)                 副交感神経を優位にする・冷えの解消・電磁波を流す
読書                     心のエネルギーを補う
ストレッチ&瞑想            熟睡へのコンディションを整える
就寝(23:00前後)               睡眠の質を享受する

(補足)
週一度の落合トレーナーとのトレーニングにより週に半分くらいの時間は筋肉痛の状態です。「仕事」「うがい・手洗い」「水を飲む」は頻度が高いため、ここでは割愛。

寝坊もしますし、フルーツ食べずに午前中からカレーをいただく時もありますし、外食もありますし、お酒も飲みますし、お風呂で気付いたら寝ている時もありますし、夜更かしする時もありますが、原則この習慣に戻るように体内に時計がセットされている感じです。笑

何事もやりすぎたり、自然の摂理に反するとその反動が必ず心身に出てきますので、しっかりバランスをとって心身を大切に守っていきたいものです。

いい習慣は才能を超える

北鎌倉 散歩

東慶寺の紅白梅)

都会での生活は便利な反面、自然とは対極にある人工的な空間で過ごす時間が多く、気が枯れてくる(気枯れ・穢れ)感覚に陥るときがあります。人間も自然の一部ですから、自然とのバランスを適度にとることが心身のエネルギー維持にはとても大切です。

さて、自然の気をさっとチャージして体内に強い気を取り戻したい時は比較的アクセスのいい北鎌倉の地によく足を運びます。東京から電車で向かうと、大船駅と北鎌倉駅の中間を越えたあたりからまず気が変わります。写真の東慶寺は北鎌倉駅から徒歩1分ほどの地にある尼寺で、境内の後醍醐天皇皇女の墓所の辺りからさらに気が変わります。朝の静謐な空気を吸い、美しい花々を愛でているうちに体内にいい気が流れ込んでくるのを感じます。

(相模湾と建長寺を眼下に)

東慶寺をあとにして自然散策に。
普段はアスファルトが邪魔をして地のエネルギーを得ることはなかなかむつかしいのですが、自然の土の上を歩くと直接地のエネルギーをいただきやすく、鎌倉の地はそういう点においてもおすすめです。

時々歩く天園ハイキングコースは全長約4kmのゆるやかな散歩コースです。通称あじさい寺ともいう明月院の脇から、もしくは、建長寺境内からハイキングコースにつながっています。

(富士見台から望む冠雪の霊峰富士)

「山は癒やし、海は浄化」とも言われますが、この地は山と海の両方のエネルギーを身近に感じることができることも魅力のひとつです。歩いた後、海のエネルギーを取り入れたければ、材木座や由比ヶ浜、余裕あれば長谷の方まで足を運び、裸足になって砂浜を歩くのも自然からの良質なエネルギーをいただけます。

冒頭にも述べた「人間も自然の一部ですから、自然とのバランスを適度にとること」とは、「中庸である」ということです。ストレスや気の状態は目に見えないものだけに、いまどういう状態であるかということに自ら気づける習慣を取り入れることが長期的にコンディションを良好に維持するための解決策ではないか、と思っています。

くどいようですが、人間も自然の一部です。時には心身を自然の中に放牧させてあげましょう。

後生掛温泉

(今年は雪が少ないという鹿角花輪にて)

岩手県と秋田県県境の八幡平山頂から少し西側に位置し、十和田八幡平国立公園の中にある後生掛温泉で気と心をゆるめてきました。

東京からだと池袋から深夜バスで鹿角花輪駅まで8時間、そこから地元のバスで1時間、もしくは、盛岡か田沢湖まで新幹線、そこからバスで2時間といったアクセスです。夏場であればレンタカーもあるのでもう少しアクセスの自由度が出てきます。

さて、後生掛温泉は「湯治部」と「旅館部」に分かれており、今回は湯治部に宿泊しました。宿舎の床下に蒸気を通して暖めるオンドル構造になっていて、部屋の中はその地熱だけで真冬でも浴衣1枚裸足で過ごせます。畳の部屋だったのですが、畳に素足だと足の裏が熱すぎ、布団を敷いてその熱さを和らげるといった塩梅です。寝る時は掛け布団も入りませんし、自室で寝ているだけでも湯治効果があるといわれているのにすこぶる納得です。

冬は気温に比例して体温も下がりがちになり、寒さから身を守ろうとして力み、体が硬くなります。冷えにより血流のスピードも遅くなり代謝が落ちてきます。寒さによって肩があがってくることで特に上半身がいつも以上に強張りますし、つながっている心も重くなりがちです。普段よりも交感神経優位の状態が深くて長くなり、「ゆるむ」と同義の副交感神経とのバランスがとれずに気のめぐりが悪くなることで、病になるのです。「冬だから風邪をひく」というのは基本的にはこういうメカニズムです。

対策としてはとにかく体を冷やさないこと。具体的にはいのちある温かい食べものと飲みものをいただく、お風呂(自宅・銭湯・温泉施設等)に長めに浸かる、ヨガやストレッチを入念にする、体を動かす、でしょうか。「体を暖める」という行為は気と心をゆるめるという結果に直結します。冬に限らず、体を冷やさない、体温をあげる、というのは万病を追い払う根本的な解決策です。

すでに病にかかっている方や体のことで悩みがある方には今生で一度は足を運んで欲しいですし、ぜひお連れしたい場所です。末期ガンの方が治って帰っていったとか、当初杖で来た方が帰るときには杖を置いていったいう話を職員の方が嬉しそうに話していたのが印象的でした。不覚にも自分に何かあった場合には最短でも3ヶ月は後生掛に逗留したいと思っています。笑

ということで、今夏の予約をとって帰京しました。

心臓外科医からみた健康

直近2回のブログで代謝について書きましたが、代謝がいいというのは血液のめぐりがいいということとほぼイコールです。普段なかなかみる機会がない血液と血管の観点からの健康を心臓外科医という視野から学ばせていただきました。

「身体の中も外も、老化を左右するのは年齢ではなく循環器系」という著者のメッセージが根幹にあります。年齢は30代でも普段の食事や生活習慣により血管年齢は60代といえる人が手術を担当していて着実に増えている、という事実に危機感を持ち、生業からの使命感で日本人に警鐘を鳴らしています。

自分の血液データを把握しているという前提で、
◯血管の破れや詰まりを解消して若く強くするには
◯高血圧の方の運動法
◯LDLコレステロールを減らし、HDLコレステロールを増やす食事
◯中性脂肪を減らすには
等々、今日からでも実践できる内容がてんこ盛りです。

そもそも血中の85%は水でできており、命(みこと)のない食事は血中の水に泥を突っ込むようなものです。その日々の蓄積が血液の流れを阻害し、血管のつまりの原因となり、臓器の病を誘発します。血液は21日、皮膚は30〜50日、筋肉は200日、もっとも時間のかかる骨でも2年〜3年で生まれ変わるので、食事を変えることでちゃんと体も生まれ変わるということですね。

この本を通して繰り返し出てくるのは
「健康になるとは生活習慣を変えること。生活習慣とは嗜好であり、嗜好を変えるには思考を変える必要があり、思考を変えるには普段の食べものを変えることだ。」ということばです。

まずは自分を知る、血液のデータを知る、ところからでしょうか。
自身の健康は自ら管理し、いただいたいのちを大切に守っていきましょう。

運を動かす

前回の代謝と掃除の関係に続き、今回も代謝の決め手となる運動について記します。

運動は「運を動かす」と書きます。

運動の定義としては、「体を動かして身体のエネルギーの流れをよりよくすること」になるでしょう。運動の種類としては、ウォーキング(山歩き含む)、ランニング、バイク、球技、武道、自重やマシンによる筋トレ、ヨガ、ストレッチ等、いろいろあります。試してみてこれなら習慣としていけそうだな、という相性のいいものを選ぶのがいいでしょう。

僕の場合はランニングは体にあまり馴染んでこないので専らウォーキングが中心です。あとは家でもできる自重系のトレーニングとヨガの一部のアーサナ(ポーズ)とストレッチを習慣に組み込んでいます。朝は自宅でヨガと自重系のトレーニング、お昼に時間あれば思考も兼ねてウォーキング、夜にストレッチ、というのが1日の流れです。

少し昔の話をしますが、農耕民族の日本人の大半が足腰をしっかり使う農業から長時間座ることの多いPC中心のデスクワークへとシフトしました。身の回りの生活においてもトイレは足腰に負担のかからない楽な形状に変わり、エレベータやエスカレータが常設となり、都心の交通機関は便利すぎるほど便利になったことで下半身を使う機会が劇的に減ったといえるでしょう。特に人間は歳を重ねてくるのに応じて足・腰・臀部の筋力から弱まり、歩く速度が落ちていき、最後には出歩けなくなっていきます。

したがって、足を使って下半身のエネルギーを循環させることを日々の習慣にしておくことは人生の後半部分で旅を楽しんだり、人生そのものを楽しむためにも大きな意味を持ってくるでしょう。

まず「歩く」、「1日20分以上続けて歩く」ということが体の土台をつくる礎となります。
なぜ20分かというとシャワーを出す時に水からお湯に切り替わるのに少し時間がかかるように、体もエネルギーが流れてくるまでに時間を要するのですが、その時間が20分と言われています。

都会を歩くのもエネルギーが循環する一助になりますが、お休みの日は山や並木道を自然散策がてら歩くことで日々のデスクワークでエネルギーの滞りがちな心身を癒やしてあげましょう。

代謝と掃除の結びつき

今回は新陳代謝についての現段階の考察を記します。

「代謝」とは「食べたものや飲んだものが、体の中で生きるエネルギーとして正常に転化されているか、またそのスピードや質のこと」、と定義します。

代謝がいい状態とは、川に例えると綺麗に透き通ったお水が体内をさらさらと流れている状態です。普段から体は軽いですし、風邪気味になってもどこかしら痛みがあっても、気のめぐりがいいので痛みのひきも治りも早くなります。代謝がよくない状態とは、濁った泥泥のお水が体内を流れている状態。風邪は引きやすいですし、慢性的な体の重さを感じたり、治癒にも時間がかかります。

さて、代謝のスピードや質を決めているのは主に「掃除」と「運動」の2つになりますが、運動よりも代謝の土台となる「掃除」について述べてみます。「代謝をあげるにはまず運動でしょ、なぜ掃除なの?」という声が聞こえてきそうですが、この理由について記します。

家にあるすべてのモノは、自分の心と1つずつ見えない糸でつながっています。玄関に12足の靴があれば24本の糸と、冷蔵庫に40個のモノが入っていれば40本の糸と、本が100冊あれば100本の糸と、洋服が25着あれば25本の糸とつながっています。普段大切に使っているモノであればその糸はピンと張って生きているのですが、使っていないモノ(=ガラクタ)に囲まれていると心とそのモノがつながっている糸の張りが弱まり、体にまとわりついてくるのです。このまとわりついた糸の束が理由で運動したり、行動しようというエネルギーにブレーキがかかりますし、体の重みが増し、体のエネルギーの循環が滞ってくることで、代謝が悪くなってきます。

ここでいう「掃除」とは「使わないものを徹底的に捨てる」ということです。「迷ったら捨てる」です。その結果、自分にとって本当に必要なエネルギーだけが残ってきます。幾重にも重ねられたモノや床に直接置かれていたモノが減ってくると、本来そのモノに宿っているエネルギー(魂、ともいう)が回復してきますので、部屋全体のエネルギーもあがってきます。この空間に住んでいる人もそのエネルギーを受けてエネルギーが高まり、そのおかげで代謝が高まります。

目に見えない世界のことで科学で証明されていることでもないですが、掃除が人体に及ぼす影響というのはことばにするとこういうものだと考えています。本来氣を休める場所である家が自身の氣を奪ってしまう場所にしてしまうのはあまりにもったいないことです。

三通りの食べ方

心と体と魂の関係について造詣が深いリズ・ブルボーさんの「からだの声を聞きなさい」 「五つの傷」 に記されていることでもありますが、食べ方の三通りについて考察します。

人は次の3つのうちのいずれかの状態で食べている、と言われています。
①習慣から食べる
②感情から食べる
③欲望から食べる

①は、朝7時だから、仕事のお昼休みで正午だから、という決まった時間に食べるケースです。人の自然の状態としては日によってエネルギーを必要とする時間もエネルギーの量も異なるので、ランチやディナーを摂らなくてもエネルギーが満たされている時はありますし、普段より早い時間に多くのエネルギーを必要とすることもあります。まずは自分のエネルギーの状態を感じるところからはじめてみましょう。

②ですが、イライラした感情や心のストレスがそのまま食に向かうケースです。心のバランスを崩したり、気が乱れてくると、その気が過剰な甘いものや揚げ物や過度なお酒を自分の体に引き寄せていきます。刺激のかかった状態が刺激を欲するのです。長時間労働、過度なプレッシャー、人間関係の悩み等が続くと、自身の経験からも言えますが、特にこのサイクルに陥りがちです。目の前の食事の内容がいまの心の状態を見事に表現してくれています。

③は食べたいから食べる、ということですが、食べることにとても執着する人は前世で餓死した記憶が今世に出ていると言われています。ちなみに僕も一度は餓死した経験があると感じています(笑)。魂的な話はさておき、これだけ人工的につくられた食べもので溢れている飽食の時代は、命(みこと)のある食事をしっかり選び抜いていかないと添加物や化学調味料という毒が30年、40年、50年という年月を経て徐々に体を蝕んでいきます。

自分の体を守れる人は自分しかいません。自らの体を守る術を身につけていきましょう。

昼寝の効き目

(竹生島の神職宅のわんちゃん)

高校1年生の時から昼寝の習慣がはじまり、昼寝歴26年の小生が昼寝の効用について、現段階での気付きをシェアします。

食後に眠くなることがあるかと思いますが、これは食事の消化活動は臓器に負荷がかかり、体のエネルギーを大きく消耗することが理由です。食後の眠気を我慢していると午後の勉強や仕事のパフォーマンスが著しく落ちるというのが昼寝が習慣化してきた経緯です。「1日3食しっかり食べると病気になる」というのも消化活動でエネルギーを失ってしまう観点から鑑みるとうなずけます。

さて、「仮眠」は”power nap”ということばが存在するように、体にパワーを与えてくれます。 経験上15分以内の昼寝は、その日の朝からのちょっとした疲れと前日寝不足であればその疲れも取り去ってくれます。
1日を2度楽しめる感覚でしょうか。逆に15分以上の昼寝は深い眠りに入り、体がだるくなり、
夜の就寝時間がずれこむ要因ともなり、生活のリズムが崩れがちです。
余談ですが、J.F.ケネディ、エジソン、アインシュタインも昼寝は欠かさずしていたと言われているようです。

実際に昼寝をするにあたり、「場所の確保」と「寝る体勢」が大切です。場所は現実的には自分のデスクやミーティングスペースになるでしょう。「寝る体勢」は個人的にはアイマスク着用での仰向け派ですが、周囲はうつ伏せ派が多いです。昼寝に入るときは「瞑想します」とまわりのメンバーにはお伝えするようにしています。

昼寝をする時間がそもそもとれない場合は、椅子の上で目をつむったり、
交通機関での移動中に目を閉じているだけでも多少の回復を感じると思います。以上、本日は昼寝を正当化するブログでした。

出雲大神宮

2017年初の京都でのお社参拝は亀岡の出雲大神宮からはじまりました。

ご祭神
大国主命(オオクニヌシノミコト)
三穂津姫命(ミホツヒメノミコト)

2011年に当時のメンターの方にご紹介いただき、はじめて参拝させていただいた時は人も疎らだったと記憶しています。ここ数年は京都一のパワースポット、「縁結び」「長寿」「金運」の御神徳でメディアでもとりあげられていることもあり、観光バスでツアーが組まれるほど人気になっているようです。

こちらは本殿裏にある磐座。
当時雨が降っていましたが、写真のように光り輝くエネルギーが手や足からビリビリと入り、その場で立ち尽くすほどの忘れがたい経験をさせていただきました。特に午前中にお参りして欲しいおすすめのエネルギースポットです。

社務所で名前を書いて参拝できる別の磐座群がありますので、参拝の際はぜひこちらもあわせてお参りください。「元出雲」という名にふさわしいお社だと思います。