死ぬときに後悔すること

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(早朝の賀茂川)

死ぬときに後悔すること25

今まで1000人の方の死を目の前で見届けてきた終末期医療の専門家である大津秀一さんが記されたものです。

この本を選んだのは、自身の人生のミッションをあらためて明文化する上で、
この世を去る間際に、
人はどのような感情が湧き出てくるのか、
人はどのような想いを抱くのか、
を知っておいた上で思考したかったからです。

25種類の後悔の内容が
「健康・医療編」「心理編」「社会・生活編」「人間編」「宗教・哲学編」「最終編」と6つに分かれており、
それぞれに患者さんとの心のこもったやりとりが紹介されています。

その中でも以下の3つが頻出しており、特に個人的な共感を誘いました。

  • 健康を大切にしなかったこと
  • 自分のやりたいことをやらなかったこと
  • 会いたい人に会っておかなかったこと

「人の一生は、実にあっという間のものである。」
これは等しく皆が言い残した言葉です。

そして、だれにでも等しくいえることは
その人がこの世に生をうける前に予め決めてきた天寿に対して確実に1日ずつ近づいている、ということです。

「いつか」というものは存在せず、
「いま、この瞬間、思い立ったら即行動する」ということの大切さにあらためて気付かせていただきました。

この世を離れる前日まで圧倒的な健康を維持し、生涯健康で仕事を楽しみ、やりたいことをすべてやりつくし、翌朝目が覚めずに笑顔で永眠する、という今世での終焉をいまのところイメージしています。

「悟り」とは「差とり」

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(宇治 平等院鳳凰堂での空)

だれでも一生懸命生きています。

だれの人生も波乱万丈ですし、
平凡な人生であれば生まれてくる意味はない、と感じます。
波乱万丈のその中にこそ色々な学びや気づきがあり、
人としての成長と進化、魂の成長があります。

結局、人は自分の道しか歩くことができないようですね。

その道をてくてく歩いている中で「いまの自分がすでに幸せ」であると思うこと。
ここに気づいて感謝できることが人生の本当のスタート地点なのではないか、
そんなことを考えます。

人間の一番の欲求と言われている「自己の重要感」。
この欲求を日常の生活の中での鍛錬で少しずつ少しずつ削っていき、
他人と自分の中の差を徐々になくしてその距離を近づけていけるか。

この修行は生涯かけてのことだと思いますし、どうやら天井はなさそうです。
まず、すぐにできることは、いついかなる時でも気元をよくして
「笑顔」を世の中に発信していくことでしょうか。

「悟り」とは「差とり」である。

と、ある成功者がそうおっしゃっていました。

日常の修行は続きます。

西臼杵郡高千穂町

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出張先の福岡でクルマを借り、
ここ2年くらいずっと行きたいなと思っていた宮崎県西臼杵郡高千穂町へ向かいました。博多から高千穂町までは高速を使って約3時間の道のりです。

1泊2日の旅で、
弊立神宮、男成神社、高千穂神社、高千穂峡、槵觸神社、荒立神社、天岩戸神社東本宮・西本宮、天安河原、秋元神社、八大龍王水神、国見ヶ丘からのご来光鑑賞等、
限られた時間の中で行きたいと思っているところはほぼ足を運ぶことができました。

次回は新緑の季節や11月最終土曜日の夜神楽の季節にまた足を運びたいと思います。

さて、2つほど発見がありました。
●温泉に入っている70代を超えているであろう紳士のお肌が
30代とか40代くらいにしか見えないくらいツヤツヤだったこと

●ここ高千穂ではほぼ地産地消で近所の農家の方々とお米と野菜の物々交換により、
日常においてほとんどお金のやりとりをしない、という生活をしているとのこと
(宿の女将さんが言われていました)

民宿 暖心にお世話になったのですが、
食事もとても美味しく居心地も最高でした。
いまから日本人の心のふるさと、高千穂を再訪するのがとても楽しみです。

 

潜在意識の活用

先日、「潜在意識の活用」について
日本一のマーケッターである神田昌典さんのお話をお伺いする機会がありましたので
この場でシェアさせてください。

潜在意識は顕在意識の10,000倍の力を発揮する、と言われていますが、
これは売上を上げるため、仕事以外で成果をあげるためにも使わない手はない、
ということを言われていました。
(ちなみに、潜在意識の力で自身が4年前にかかったガンを克服した方法を分かりやすく教えてくれました。)

これはダイエットでも何においてもあてはまります。

まず未来に120%ハッピーになっている自分のストーリーや姿を達成した時の感情とともに明確にイメージを描いてから行動する、ということです。
(手帳やノートに書き記した方がイメージしやすいので実現の可能性はあがります。)

先に未来を明確に描いておくと、いまの自分では実現がむつかしいと思っていても
潜在意識が勝手に仕事をしてくれるモードに入ります。

未来から必要なエネルギー、必要な人、必要なお金等が流れてきて
自身が思い描いていることが面白いように実現していきます。

逆に、時間が過去から現在そして未来に流れていると思っている方は
仕事においてもダイエットにおいても成果が出づらいのは過去の自分のストーリーに縛られ、そのストーリーや価値観を書き換えられていないからです。

ダイエットに失敗している自分▶︎ダイエットに成功している自分
仕事で成果が出ていない自分▶︎仕事で成果を出している自分
ガンがある病気のある世界▶︎ガンが治り病気のない世界(神田さんの場合)

このように書き換えて、未来の自分を先に創ってしまえばいいのです。

ほとんどの人(自分も含め)は顕在意識しか使っていませんので、本来の自分の力も出せていなければ、過去の自分の価値観や状況に捕われて身動きがとれないのです。
その分余計に努力する量が増えてしまいますし、努力の割に成果が出づらいのです。

未来を明確に描けば描くほど実現するのですから、せっかく人間に与えられている潜在意識を使わない理由はないですね。

自身も肝に銘じて実践します。

ピラミッドのことば

Egypt (183)

紀元前4000年以上前に造られたエジプトのピラミッドに
刻まれている言葉を送ります。

いまの世の中を予言しているようなことばですね。

「我々が食べているものの殆どは余分なものといって良い。
人は食べたものの四分の一の栄養で生きているに過ぎない。
残りの四分の三は病気の原因となり、
そのお陰で医者は暮らしていけるのである。」

自然治癒力

湧玉池

(富士山本宮浅間大社 湧玉池)

人間の持つ「自然治癒力」の素晴らしさについて。
▶︎医聖ヒポクラテスのことば

「 人は身体の中に100人の名医を持っている。その100人の名医とは自然治癒力であり、医師はそれを助ける手伝いをする。 」

▶︎ジャーナリストで作家のノーマン・カズンズのことば

人間の体が持つ最高の力は自然治癒力だが、この力は信念と無関係ではない。すべては信念から始まる。」

病気になったり、心身が不調に陥るのは「何か間違ったことをしていますよ」、
という神さまからのお手紙です、と何かの本に書いていました。

自分の心身は自分が責任をもって守る必要がありますね。

「原因と結果」の手前に

メディア・ネット・本 ▶︎ 情報 ▶︎ 選択 ▶︎ 原因 ▶︎ 結果

日本一の実業家である斎藤一人さんも言われていますが、

「いまのあなたは考えてきたことと食べてきたものの集大成である」と。

この集大成という「結果」にはそれを生み出す「原因」があります。
そして、その「原因」の前にその行動を促す「選択」があります。
さらに、その「選択」をするために、「情報」を1つに絞っています。
正しい「情報」が正しい「選択」をさせ、正しい「原因」をつくり、正しい「結果」を生み出します。

これだけいろいろな情報が出ていますので、物事の本質を見極め、自分自身の心と頭で考え、正しい選択をできる力を養っていきたいものですね。

野の花

野の花

戸隠の夏は30℃、冬はマイナス20℃まで。

この50℃にも渡る気温の差、この差に耐えて、耐えて美しい花を咲かせます。

京都を歩いている時も同じことを思うのですが、
この厳しい寒暖の差が強さや優しさを伴う美しさを生み出すのでしょうか。

次回はしんしんと雪降る冬の戸隠でおそばと日本酒を楽しみに。
満天の星空も。

戸隠神社 奥社

杉並木(晴れ)

(晴れの日の戸隠神社奥社へ通ずる杉並木)

杉並木(曇り)

(曇りの日の戸隠神社奥社へ通ずる杉並木)

戸隠神社奥社へ通ずるこの杉並木と参道は、熊野古道の大門坂と共に、生涯を通じて何度も足を運びたい、と思うほどお気に入りです。

この並木を通る時は自ずと背筋が伸び、
「いま、この瞬間」に集中できるような気がします。

「木は氣」だな〜、といつも感じますし、人間は自然の一部、自然に生かしていただいていることを再認識させていただいています。

 

鏡池

鏡池

ふらっと信州戸隠へ。
友人にいいよと薦められた早朝の鏡池を眺めながら、

「人間は何も持たずにこの世に生まれ、何も持たずにこの世を去る」

そうすると

「この世の持ち物は所有ではなく、すべてリース」とも言え、そもそも物に対する執着は生まれない、ってことをふと考えていました。

「持っているもの」よりも「持たないものの方が心が強い」といまのところ信じています。
得ることよりも捨てることの方がエネルギーが必要ですからね。笑

10時就寝 5時起床

蓮の花(南禅寺)

日々の習慣の話。

最近になって夜10時(遅くとも11時には)に就寝し、朝5時に起きる、という習慣が定着しつつある。小・中学生時には目覚めがよくなく、8時にしか起きれなかったことを考えるともはやこの習慣は奇跡に近い。笑

この習慣を実行するきっかけとなったのは、フィットネスクラブの立ち上げの仕事で毎日のように終電で、夜食事する時間が遅くなり、食べる内容も乱れ、起きる時間も不規則になり、本来のベストコンディションとはかけ離れた状況の時に、

「朝起きる時間は必ず一定にするように』

と友人に強い口調で言ってもらったからです。

朝起きる時間に加えて、今まで以上に自分の胃腸に入る食べものを意識して厳選するようになり、そのおかげで体の中に溜まっていた老廃物が出ていき、いいエネルギーが入ってくるようになった。さらに睡眠の質も向上し、この習慣が実現できるようになってきた。

以下、余談。
この早寝早起きの習慣のおかげで、この世で花を咲かせる寿命が4日しかなく、朝10時には閉じてしまう蓮の花もじっくりと鑑賞させていただける。幸せである。

戦後史の正体

戦後史の正体

友人から「日本の戦後史の見方が変わっておもしろいよ」と薦められ、手にとってみた。

著者である元外務省・国際情報局長の孫崎享さんが「高校生でもわかる本」を意識され、戦後の日本の外交史をアメリカへの従属路線と自主路線に分け、それぞれの首相の立場や活動を明確にしてくれている。

自身がそうだが、普段政治にあまり興味のない方でも
今までにない新しい視点や気づきを与えてくれる、貴重な作品だと思う。

この本の内容をすべて鵜呑みにできるとは限らないが
教科書に記載できないこと、その内容からの逸脱、そして、メディアによる情報規制・操作を再認識させられた。

この著作のおかげで個人的には岸信介首相への見方がとても変わりました。

個人的に気になった事柄を他に2点ほど。

  • 「第二次世界大戦の終戦日は?」と聞かれれば、日本国民のほとんどが「8月15日」と答えるが、日本以外の国々は東京湾の米国艦上で降伏文書調印式が行われた「9月2日」と認識している事実。
  • 北方領土の「国後島」と「択捉島」は第二次世界大戦中に旧ソ連が戦争に参加することを条件として米国が旧ソ連にプレゼントしたものであるという事実。

ここまで記してくれた著者のその勇気に敬意を表するとともに
歴史の光と闇、陰と陽、明と暗、しっかり物事の二面性を頭に入れ、
最後は自分の頭で考え判断する責任がある、という示唆を与えてくれました。

二十一世紀に生きる君たちへ

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(司馬さんの書斎)

「二十一世紀に生きる君たちへ」は
司馬遼太郎さんが自身の晩年に、未来を担う子どもたちに向けた書いた文章のタイトルです。

この文章を書き終えたとき、
司馬さんは担当の編集者に「長編小説を書くほどのエネルギーがいりました」と話したそうです。

自然のこと、人間のこと、歴史のこと、
この文章に触れるといつも心が洗われる感じがします。

以下、一部抜粋。

「むかしも今も、また未来においても変わらないことがある。そこに空気と水、それに土などという自然があって、人間や他の動植物、さらには微生物にいたるまでが、それに依存しつつ生きているということである。
自然こそ不変の価値なのである。人間は空気を吸うことなく生きることができないし、水分をとることがなければ、かわいて死んでしまう。
さて、自然という「不変のもの」を基準において、人間のことを考えてみたい。
人間は、 ーくり返すようだがー 自然によって生かされてきた。古代でも中世でも自然こそ神々であるとした。このことは、少しも誤っていないのである。
歴史の中の人々は、自然をおそれ、その力をあがめ、自分たちの上にあるものとして身をつつしんできた。」

司馬さんの作品にお世話になっている人は、ぜひ一度は大阪の司馬遼太郎記念館に足を運んで欲しいです。
本人の当時の書斎、高さ11メートルの書架とそこにおさまる約2万冊の蔵書を眺めているだけでも普段味わうことができない気持ちを味わうことができるのではないか、と思います。