交感神経と副交感神経

本日は呼吸に密接に関わる自律神経の交感神経と副交感神経の違いについて。

呼吸をコントロールすることで心の状態を変えることができます。

「息を吸う」とき、交感神経が優位になり、体が引き締まり、心も緊張し、血液の流れが悪くなります。
「息を吐く」とき、副交感神経が優位になり、心も体もゆるみ、血液の流れがよくなります。

PCに向かっている時は、スクリーンにあわせて顔が下向きになりがちで気道が狭くなるので、息を吸いづらく、その結果交感神経が優位になり、肩にも力が入り凝りやすくなります。ですので、ランチタイムやウォーキングミーティングで外を歩く際は空を見上げて「4回吸って7回吐く」意識で吐く事に集中して副交感神経とバランスをとることでリラックスできますし、不思議と肩の力が抜けていくのを実感できるはずです。ちなみに「息を止める」と集中力や注意力は増します。

自宅でのヨガ、ストレッチ、瞑想、入浴時は「吐く」という行為で心と体をゆるめて、なるべく副交感神経優位の状態で就寝できることが心身ともに気持ちのよい朝を迎えるコツの一つです。

「吸う」「吐く」「止める」
この3つはその人の心の状態を決めるとても大切な要素です。

玄関の手入れ

(明治天皇伏見桃山稜)

年の瀬ということもあり掃除ネタを。
玄関の手入れについての現段階での気付きをシェアします。

自宅はその人の氣を休め、1日のつかれを癒やす場所です。

特に人の顔にあたる玄関、お店の顔にあたる玄関のスペースがごちゃごちゃしていたり、床が汚れたりしていると風水の本でもよく綴られていることですが、その人のエネルギーや運を徐々に下げていきます。

玄関の手入れの原則としては
◯靴を出しておくのはお一人様一足まで▶2足以上置くと無駄な波動が出てエネルギーの流れが滯ってくる
◯床は拭き掃除でピカピカに磨く▶床という顔はいつも綺麗にして笑顔やツヤを絶やさないようにする
◯色や香りを使って明るく華やかな雰囲気を維持する▶守護霊さんやご先祖さまも明るく華やかな場所を好みます
の3つです。

上記3つだけなら10分もあればできますし、これをやると他の場所もきれいに掃除をしたくなってくるので不思議なものです。生きた食べ物は体のエネルギーになりますが、手を入れての掃除は特に心のエネルギーを増やしてくれるので幸せな気分になります。

神社の玄関にあたる鳥居のように普段から自宅の玄関を美しく保っていれば、いつも氣を休めることのできる場所になりうるということでこの写真(神社ではなく御陵ですが)を使わせていただきました。

自宅をエネルギースポットにしていきましょう。

強氣と弱氣

日々のコンディションについて、現段階での気付きをシェアします。

自分の絶好調のコンディションを100、あの世からお迎えがくる状態を0だとすると、
弱氣ゾーン:0〜70
未病ゾーン:70〜90
強気ゾーン:90〜100
の3つに分けられます。

【弱気ゾーン】
体の中を弱い気が流れ、体の一部の気が滯り、気が枯れてきている状態。現れる症状としては胃・腰・頭に痛みが出たり、咳が出たり、顔や髪や爪にエネルギーが行き渡らずツヤが失われてきます。行動としては病院に行ったり、薬を飲んで解決策を見出そうとするのが特徴です。

【未病ゾーン】
体のどこかに症状は出てはいないが、体が重く感じたり、寝付きが悪かったり、朝起きるのがつらい状態。呼吸が浅くなり、なんとなく本調子ではない感じがする。病院には行かないが、薬やサプリやエナジードリンクを飲んだり、マッサージだけで解決しようと体の外側からアプローチするのが特徴です。

【強気ゾーン】
体が空気のように軽く、朝の目覚めもよく、やる気に溢れている状態。

弱気ゾーンはすでに気が病んでいますが、未病ゾーンも気の流れが悪くなってきているので限りなく病気予備軍です。体に症状として出てくるのは「もう少し体をいたわってくださいね」という神さまからのお知らせです。

弱気ゾーンや未病ゾーンになるには100%習慣や心に原因があるので、まずはその目に見えない因果関係を知ることから健康と向き合うことがはじまります。

健康を大切にするということは、自分を大切にするということです。
人の中には「分け御霊」という神さまが宿っていますので、自分を大切にすることは神さまを大切にする、ということにつながりますね。

金鑽神社

都心から秩父方面へクルマで2時間ほど、埼玉県児玉郡神川村二の宮にある金鑽(かなさな)神社。
旧官幣中社で、むかしは武蔵国二の宮とも称されていたとのこと。
日本中のお社を25年以上かけて参拝されている阿波在住の女性におすすめいただき、氣になって参拝させていただきました。

ご祭神は天照大神と素盞嗚命。

このお社には本殿をおかず、背後の御嶽山(343m)をご神体としています。
旧官・国幣社の中で本殿がないのは金鑽神社のほかは大和の大神神社と信州の諏訪大社だけのようで、延喜式神名帳にも名を残す古社であることがうかがえます。

師走の朝の冷気と木漏れ日の組み合わせに冬の美しさを感じ、境内の静謐なエネルギーと徒歩15分ほどで登頂できる御嶽山の霊気に心身が軽くなり、自然への感謝の念が湧いてきました。

新緑の時節にまた再訪できたら、と。

人体の3つのサイクル その3


(エジプトの砂漠での日の出)

【午前4時  〜 正午】 ①排泄
【正午  ~ 夜8時】     ②消化
【夜8時 ~ 午前4時】      ③吸収

人体の3つのサイクル、最後に③の「吸収」についての現段階での気付きについてシェアします。

単刀直入に言うと、
夜8時から午前4時までにどれだけ良質な睡眠を確保できたかで、食べ物が心身のエネルギーに転化する総量が決まります。

仮に夜8時就寝、朝4時起きの人が享受できるエネルギーを100だとすると、
夜10時就寝だと75
0時就寝だと50
午前2時就寝だと25
といった塩梅です。

就寝する時間が遅ければ遅いほど、食事からのエネルギーを取り込めなくなるため、
体力の回復はあまり見込めず、目覚めがすっきりしないことでしょう。

ちなみに百寿者(センテナリアン)の大半は平均睡眠約8時間で夜8時就寝、朝4時起床というリズムで生きている、という統計の記事を時々見かけます。歳を重ねていくにつれ、その習慣が日の出と日の入りに寄り添っていくことは、人間が自然の一部であり、自然に生かされていることを証明しています。

余談ですが、「吸収」の時間帯のことを考えると、多くの旅館での夜の食事のスタートが夜6時であることや、京都の老舗料亭が夜8時に閉店を迎えることは人体のサイクルの観点からするととても理にかなっていて、人体にとても優しいシステムと言えます。

天寿、天命というのはありますが、排泄・消化・吸収の人体の3つのサイクルを意識して日々を生きることが、晩年になっても丈夫な心身を維持でき、人生を謳歌できる基盤になることでしょう。

人体の3つのサイクル その2

消化の時間

【午前4時  〜 正午】 ①排泄
【正午  ~ 夜8時】     ②消化
【夜8時 ~ 午前4時】      ③吸収

人体の3つのサイクル、今回は②の「消化」についての現段階での気付きについてシェアします。

食べ物の種類の違いによる消化の時間を図でまとめてみました。(時間は目安です)
食後に眠くなることがあるかと思いますが、この理由は消化活動に体内のエネルギーを使うからです。
消化活動で無駄にエネルギーを使わず疲れない体を維持していくには、消化時間の短いものから順にいただくことが理想です。

図からもわかるように、消化に時間のかかる王様は炭水化物とタンパク質の組み合わせで、
短くとも10時間以上は胃の中に滞留します。代表的なものは「丼もの」ですね。

尚、人間の身体の構造上、20時以降は消化活動がストップします。
「では、20時以降に食べた物はどうなるか」というと、それは未消化のまま、消化がスタートする翌日の正午まで胃の中に残り続けます。

胃に滞留している間に生ゴミのように胃の中で腐って老廃物となり、体内に臭いを残し、脂肪へと変わるので、丼ものをいただくのであれば、夜より昼の方が体への負担は減ります。フルーツも食後ではなく、食前の方が胃の中で滞留しないため、はるかにフルーツ自体の新鮮なエネルギーをいただくことができます。

外見に自ずとあらわれてくる美しさは胃腸の美しさから育まれるといっても過言ではないでしょう。

人体の3つのサイクル その1

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人体の3つのサイクルについて。

世界の名著25冊ともいわれる健康本のバイブル「フィット・フォー・ライフ」によると
人体の機能は1日24時間で8時間ずつ、大きく3つの機能に分かれている、と記されています。

【午前4時  〜 正午】 ①排泄
【正午   ~ 夜8時】    ②消化
【夜8時    ~ 午前4時】   ③吸収

この本を読んでから約12年、この3つのサイクルに則って生活をしてみた現時点での気付きをシェアします。

①の「排泄」の時間帯は体内にある不要なものをなるべく体外に出して綺麗にする時間のため、
起きてから正午までの時間に消化に時間がかかるものを摂取すると、
体が重く感じたり、集中力が散漫になりがちで、コンディションが下がります。

また、この8時間の時間帯に長く寝ていたり、消化に時間がかかる食べ物を摂取していると
排泄の力が弱まり、体内の不要なものが体外に出ていかないので、腸が綺麗にはなりづらく、
体内のエネルギーが首尾よく循環しないために、顔や髪や肌や爪のツヤが失われていく要因になります。

しかし、排泄の時間帯にお腹が空いた時に食べていいもの、排泄の力を促してくれるものがあります。
それはフルーツです。付け加えるなら、新鮮で水分の多いフルーツです。
フルーツは消化にほぼエネルギーを使わない、胃に負担のかからない食べ物なので、排泄の時間帯には最適です。

生きている体は日々の習慣の積み重ねからつくられるので、できる範囲で実践していきましょう。

明治神宮 月次祭

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毎月1日と15日は午前9時から月次祭。

明治神宮では1年中欠かすことなく、御日供祭(おにっくさい)が午前8時の朝御饌(あさみけ)、午後2時の夕御饌(ゆうみけ) と行われ、皇室の弥栄、国家の安泰、国民の幸福と世界の平和が祈願されています。

午前8時と午後2時には大太鼓の音が鳴り響き、祝詞が奏上されます。

午前8時にあわせて参拝させていただくことが多いのですが、
この時ばかりは心が定まるように感じます。

よき家族、よき友人、よき仕事に恵まれ感謝の日々です。
本日も素敵な1日をお過ごしください。

南禅寺

南禅寺青もみじ

(陽光に照らされる南禅寺境内の青もみじ)

気づくとここ5年ほどの期間に計40回くらいだろうか。
京都の街を訪問し、歩いている。

京都では訪れる地によって宿もその場所にあわせてきたが、
結局ここ蹴上の南禅寺の空気がもっとも心が落ち着き、心身のエネルギーが整う感じがする。前世からのご縁もあるのだろう。
したがって、いまはここが定宿になっている。
余談だが、京都でとてもお世話になっているご友人の方が、
天授庵にご先祖のお墓があるとのことで、さらに勝手ながらこの地にご縁を感じている。

朝早くに目が覚め、大文字山越しにのぼる陽光を体に浴びながら、
鳥のさえずりに耳を傾け、清浄な空気を吸い込み、境内をのんびりと散歩する。
就寝前はだれもいない漆黒の境内にしばし佇み、その日を終える。
これが滞在する時の日課となっている。

この行為を通じて

「このままでいいぞ」

という声なき声を聴き、見えないものに守られている感じを抱きながら、
いままで辿ってきたすべての道のりに感謝の気持ちが湧いてくる。

いままでは一人旅だったが、いつも助けてもらっている友人たちとこの場所への再訪を願っている今日このごろ。

 

考えていることと食べているもの

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(マウイ島 ハレアカラ山頂の朝日)

人はそれまで「考えていること」と「食べているもの」の集大成、

とある成功者が言われていた。

比率は考えていることが7で、食べているものが3だとも。

毎日の習慣の積み重ねがいまの自分をつくっている、ということですね。

西洋の格言のyou are what you eatを少しアレンジして

”you are what you think and what you eat.”

ということになりますね。

心は老いない

心は老いない

2009年あたりから時間さえあれば日本中をいろいろと旅をするようになり、
神社やお寺にある「これはいいことばだな」と思ったものは写真を撮って
「ことばたち」というフォルダを作ってデジタルで整理している。

氣が向いた時にそのフォルダを見返すが、
ことばに助けられることが多いな、ことばの力は計り知れないな、
と実感させられている。

肉体は年を重ねるにつれて老いてきても、心は老いない。

むしろ純度を増して「子ども心」というものを日日練り上げていきたいものです。

 

断捨離とダイエットの密接な関係

壱岐

(壱岐の海)

断捨離とダイエットとの密接な関係について。

断捨離には大きく3種類あります。

▶︎家や会社にある目に見える物、ハード面の断捨離

▶︎デジタルファイル等、ソフト面の断捨離

▶︎胃腸の中をデトックスして洗い流す、カラダの中の断捨離

目に見えるものも目に見えないものも、
1つずつ1つずつ、すべて、自身の心と見えない糸でつながっているので、
自分にとって必要ないもの、すなわち、ガラクタに囲まれているほど、
そのエネルギーが体にとりつき、身動きがとりづらくなり、
「新しい行動」をするエネルギーを奪われています。

そして、ガラクタに囲まれているほど、
自身の体にガラクタの無駄なエネルギーを溜め込んでしまうので、
太りやすく痩せにくくなります。

さらに、行動が一番未来を変える力になるので、
ガラクタに囲まれて行動するエネルギーを奪われると
人生の運気が下がり、衰退の方へ向かわされます。

「捨てる」「手放す」という行動には、
「取り入れる」時以上のエネルギーが必要となります。

日頃から身の回りをシンプルに整理して、
心身のエネルギーを高めていきましょう。

現代栄養学のベース

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現代の栄養学を知るために近代の栄養学の源を探りにいくと、
19世紀半ばにドイツのベルリン出身のカール・フォン・フォイト博士が

「肉 牛乳 卵がもっとも栄養価がある」

と推奨したことに端を発する、という説がある。

個人的な人体実験で10日間ほど毎日昼と夜に肉食にしたことがあるが、
いつもよりイライラしたり、人に対して感情的に攻撃的になる、というのが感想です。心が穏やかな状態とは離れていく感覚です。

フォイト博士の発言の背景には、
当時のドイツで軍隊に所属する人を増やす為に
高タンパク質の食事を促す「商業と軍事の癒着」を指摘する声もある。

自分の心と体と向き合って何が本物か、何が自然なのか、
をちゃんと見極める必要があります。

メディアから離れてみて

2005年の暮れからテレビを観る行為と日経新聞を読む行為を日々の習慣から外してみた。

20代に在籍していた金融業界から教育業界への転職で心機一転、
「仕事に専心する」為の環境づくりが一番の理由だが、
テレビや新聞から得る情報にそもそも本質的な価値を感じなくなっていた、ということもある。

この習慣を取り入れてからの約10年の雑感をメリットとディメリットに分けて考えてみた。

【メリット】

  • 本を読んだり、自然に触れたり、自分と向き合い心身を整える時間が増える
  • 世の中がどう動いているのか、目に入るものや人間の観察から何かを感じ取ろうとする能動的な意識が高まる
  • テレビを捨て部屋の物が減るので心がすっきりし、同時に体に浴びる電磁波からの解放で体の健康を取り戻せる
  • 夜早く就寝し、朝早く起きる朝型のリズムが定着しやすくなるので、朝の時間を有効に使え、仕事での成果が出しやすくなる
  • 本当に大切なものや物事の本質が見えやすくなり、心に余裕ができてくる

【ディメリット】

  • 人前で話したり、人との会話におけるちょっとした場作りや話題作りの材料に欠ける
  • 自宅での映像での芸術や娯楽の鑑賞の機会がほぼなくなる

知識や情報の引き出しはあるともちろん便利だが、
生きていく上では生身の行動や経験から醸成された知恵が大事なところでその威力を発揮する。

特にテレビの普及は1964年の東京オリンピックくらいからでまだ50年、と半世紀にすぎない。インターネットの普及はさらにこれより短く、四半世紀ほどにすぎない。

目の前の現実に起きていることの「本質」や「真実」をしっかり見極めて
自分の道を地に足をつけてしっかりと歩みたい、
とあらためて思う。

いい習慣は才能を超える

最近思うことですが、
人間の才能にはほとんど差異はない、と感じます。
一人一人の強みと弱みには違いや個性がありますが、その総面積にはほとんど差異はない、と感じます。

では、どこでその結果や成果に違いが出るかと言われると、
誰にでも平等に与えられている1日24時間という命の使い方、
すなわち、日々の生活の習慣が一番影響を与える要因なのではないでしょうか。

  • 何を日々の習慣に取り入れるのか
  • 何を日々の習慣から外すのか

日々の生活の習慣は今まで考えてきたことの集大成ですし、
いまの自分の心と心の状態が投影されているものです。

心を磨くこと、考え方を進化させること、行動すること、
生涯勉強ですね。